2009年中頃に完成予定

 BMW Groupは、ミュンヘン北部に新しい情報技術(IT)センターを建設し、全てのIT業務をそこに集約すると発表した。

 敷地面積56,000平方メートルのビルは2段階に分けて建設が進められ、完成は2009年中頃の予定。これまでIT部門はミュンヘンの内外7箇所に点在していたが、集約されることによりIT部門の3,000人以上の従業員の労働環境が大幅に改善されるとのこと。

 また、新しいITセンターは、BMW Groupの研究開発センター(FIZ)の近隣に建設される。FIZでは、約8,500人のエンジニアや各部門のスタッフ、数多くのサプライヤーが、未来の自動車やテクノロジーの研究・開発に携わっている。IT部門のヘッド、カール=エリッヒ・プロブスト氏は「新しいセンターの建設により、スタッフやサプライヤーに最高の労働環境を提供するとともに、非常に現代的かつ柔軟性のあるオフィスおよびインフラが実現します。距離が近くなり、直接顔を合わせることでIT部門の業務スピードが向上し、個人およびチームの仕事に対してより良いサポートが提供されることになります。FIZセンターに隣接していることで、社内の重要なプロセスをより効率的にサポートできるようになります。これにより、BMW Group全体におけるITサービスの品質を改善することが可能となります」とコメントしている。
 今回の建設には、ミュンヘン北部の内外そしてバイエルン地方で合わせて15の候補地があったが、FIZセンターに隣接する場所が経済的解決に最高かつ最良であると判断されたという。