ダイハツ ミラ エクステリア
ダイハツ ミラ カスタム フロント

カスタムシリーズのエクステリアは差別化が図られており、上質感にあふれる。

ダイハツ ミラ カスタム マスク

4灯式のヘッドランプやメッキグリルなどで華やかな印象が出た。

ダイハツ ミラ カスタム サイド

カスタム専用のバンパー(フロント/リヤ)やサイドストーンガードの採用により低重心で安定感あるスタイリングを実現。

ダイハツ ミラ カスタム リヤ

リヤコンビネーションランプもダーク調で、デザインも個性的。

ダイハツ ミラ アルミホイール

最上級のターボモデルには15インチのアルミ&タイヤが組み合わせられる。デザインも走りを予感させる。

ダイハツ ミラ フロント

標準ミラのエクステリアは可愛らしさや親しみやすさを感じさせるもの。

ダイハツ ミラ アップ

フロントマスクの違いでまるでカスタムとは別の車のように仕上がっている。可愛いだけでなく高品質なイメージだ。

ダイハツ ミラ リアビュー

新色8色を含む前8色のカラーバリエーションも魅力の一つ。快活なスタイルがいっそう映えてくる。

ダイハツ ミラ リヤアップ

リヤコンビネーションランプの配色がはっきりしたシンプルなデザイン。

ダイハツ ミラ タイヤ

ミラシリーズは全車13インチのスチールホイール&樹脂キャップで、タイヤは145/80R13という乗り心地を意識した設定になっている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

猛攻勢の末のダイハツ最終戦略車 "ミラ"

 ミラはダイハツの主力車種のひとつ。今でこそムーヴのほうが多く売れているが、20年前から長期にわたってダイハツの量販モデルとして売られてきたクルマだ。

 そして06年12月にフルモデルチェンジを受けた現行のミラは、05年12月にエッセを投入して以来、ダイハツが軽自動車でかけてきた大攻勢の集大成ともなるクルマである。

 エッセではアルミブロックのロングストローク型の新エンジンを搭載し、ソニカではこのエンジンにターボを装着した上でCVTと組み合わせ、さらにムーヴでは自然吸気エンジンとCVTの組み合わせを採用してきた。このように積み重ねてくると、ミラでは何もやることがないかのようだが、そうではなかった。

"ミラ" にしかない特徴を詰め込んだモデルチェンジ

 ムーヴに比べて全高が低くて重量の軽いボディを生かし、自然吸気エンジンとCVTの組み合わせで25.5km/Lの低燃費を実現した上、これにアイドルストップ機構を組み合わせることによって27km/Lという超低燃費を実現してきたからだ。これまで軽自動車のほとんどが、フィットの24km/Lという燃費を破れないでいたが、ミラでは標準仕様でこれを上回り、アイドルストップ付きの仕様ではガソリン車として最高の燃費性能を実現した。

 ほかにもムーヴと同じ新開発のプラットホームによって長いホイールベースと、それによる広い室内空間を確保するなど、いろいろな意味で魅力的なクルマに仕上げられている。

存在感抜群のスタイリングは圧巻!

 ミラの外観デザインは実に存在感のあるものに仕上げられた。ボリューム感のある塊を表現した外観は、ボディサイドに明確なキャラクターラインを通すことで、軽自動車にありがちな安っぽさを感じさせないものとなった。

 従来のミラに設定されていた上級車感覚のアヴィに代わり、今回のモデルでは外観上の差別化を明確にしたミラカスタムが設定された。カスタムはすでにムーヴやタントなど、ダイハツのほかの車種に設定されているシリーズ名で、スポーティでプレミアムな感覚を備えた外観や、上質な内装の仕様を持つシリーズとして位置付けられている。今回のモデルではミラにもカスタム系のモデルが設定された。

代表グレード
660 X リミテッド
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3395×1475×1530mm
車両重量[kg]
770kg
総排気量[cc]
658cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
58ps(43kw)/7200rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
6.6kg・m(65N・m)/4000rpm
ミッション
CVT
10・15モード燃焼[km/l]
25.5km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
105.0万円
発売日
2006/12/18
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム