結局アキがドライバーをすることに

 もはや準備完了。飛行機のチケットも買ったり、仕事も2本断った。しかしながら本来アキが出るべきラリーである。修理代も払ってくれるならタイのショップに対するメンツも立つし、シーズン参戦するという責任を果たせます。アキには「お金出して貰えてよかったじゃない。頑張りな!」と言っておく。

 ということで今回は出場断念。加えて朝スタートして夕方終わる1Dayラリーとあって、リタイヤしたら監督の仕事も無いですから。タイのショップにサービスのメニューを伝え、3戦目(今回と同じチャチュンサオで行われました)同様お休み。

 現地からの連絡によれば土曜日までレッキもラリーカーも順調。アキ曰く「明日はいつも通り前半抑えて走り、後半も練習のつもりで徐々にペースアップします」。ま、最近狙い通り行かないですけど……。

ラリー本番の昼過ぎに電話って?

早い段階でのリタイアは辛いものです

 日曜日の昼過ぎ、新美から電話。「なんでこんな時間に? 時差2時間。まだラリー始まったばかりだろう」と思って出たら、「リタイアしちゃいました」だって。おいおい。早過ぎないか?
 

 聞けばSS3が始まってすぐレッキで気づかなかった倒木を引っかけたそうな。派手なコースアウトこそしなかったものの、運悪くフロントのロアアーム曲がって走行不能になったらしい。

 いくら参戦コスト安いと行っても、1戦あたり50万円近く掛かってしまう。SS3でリタイアしちゃ練習にもならん。しかも! SS1とSS2のタイムを見たら悪過ぎ! SS1なんかショールームクラスのヴィッツ(1,5リッターモデル。改造範囲はコンピューターと排気系程度)にも負けてしまっている。

50万円をわずか20分くらいで使ってしまいました。しくしく。

            ライン上にあった倒木(右手前)に気づかず、走行不能に 

タイムが伸びない理由はどこに?

 日本に帰ってきたアキに「何で遅かったのか解る?」と聞いたら「あまり解らないんです」。う〜ん。遅い理由がワカランとなると深刻。原因が解っていればいくらでも解決方法ある。新美に聞いても「けっこう頑張ってるんですけど」。

 もしかして限界なのだろうか。いずれにしろ今シーズンは1戦しか残っていない。ここでどんな走りが出来るかで、アキの来年は決まってしまうかもしれません。悔いが残らないよう、キッチリ準備しましょう!