ビー・エム・ダブリューは、BMW 3シリーズのセダンとツーリングに歴代3シリーズで最高性能を誇る、ニューBMW 335iセダン、ニューBMW 335iツーリングを10月26日より販売開始すると発表した。ニューBMW 335iツーリングは、3シリーズ・ツーリングで初の3リッター・エンジン搭載モデルとなる。
ニューBMW 335i セダン、ツーリングに搭載される新開発3.0リッター直列6気筒エンジンは、革新的な高精度ダイレクト・インジェクション(直噴)とパラレル・ツイン・ターボの組み合わせにより、4.0リッター・エンジン・クラスのパワーでありながらも3.0リッター・エンジンと同等の燃費を両立している。最高出力は306ps(225kw)/5,800rpm、最大トルクは40.8kg-m(400N・m)/1,300〜5,000rpmを誇る。
エンジンの直噴システムは、従来の直噴とは違い、高精度インジェクションを可能にするピエゾ・インジェクター(噴射圧力と応答性が高いのが特徴)を吸気バルブと排気バルブの中間に配置した新世代のガソリン直噴システムだという。
パラレル・ツイン・ターボは、3気筒毎に1つの2台の小型ターボ・チャージャーが、ブースト圧増加を分担することにより、極めて低いエンジン回転域でも大きいブースト圧を得られるため、「ターボ・ラグ」を引き起こすことがなく発進時から驚異的なパワーを使えるとのこと。
新開発6速オートマチック・トランスミッションを搭載
ニューBMW 335iセダン、ツーリングには、新開発の6速オートマチック・トランスミッションが標準装備される。このオートマチック・トランスミッションは、高効率ハイドロリック・ユニット、新型トルク・コンバーター、極めて効率の高いソフトウェアを採用し、あらゆるエンジン回転域で素早くダイナミックな加速を可能にする。シフト・チェンジ時のコマンドにわずか10分の1秒で反応し、実際のシフト・チェンジに要する時間も従来のオートマチック・トランスミッションとの比較で約50%も短縮されたという。一度に複数のギヤをジャンプして変速することも可能。また、マニュアル・シフト機能も内蔵されている。
装備面は、BMW 330iセダンと比較して、アクティブ・ステアリング、アダプティブ・ヘッドライト、左右2本出しテール・パイプ、ダコタ・レザー・インテリア、シート・ヒーティング、スポーツ・レザー・ステアリング・ホイールなどが追加装備され、BMW 3シリーズのトップ・モデルに相応しい充実した内容となっている。
その他、人気の高いパッケージ・オプションである「M−Sportパッケージ」が同時に発売される。オプション価格は、セダン、ツーリングともに33万円。また、BMW 335iセダン、ツーリングにM−Sportパッケージを装着した場合のみ、ステアリング・ホイールにシフト・パドルが装着される。
価格は、ニューBMW 335iセダンが668万円、ツーリングが688万円。右/左ハンドルの設定となる。