【速報】 フォード イオシスX 〜パリモーターショー2006 現地レポート〜

 新型クロスオーバー・コンセプトのフォード・イオシス Xは、昨年発表したキネティック・デザインのイオシス・シリーズの第二弾となるモデル。Xというアルファベットが意味するものは、クロスオーバー車が持ち得る能力を示しているという。

【速報】 フォード イオシスX 〜パリモーターショー2006 現地レポート〜

 そしてイオシスXは、エキサイティングな5ドアタイプのスポーツ・クロスオーバーであり、今後ニッチマーケットに参入する用意があるというフォードの意思表示でもある。そのデザインテイストは、初代イオシスで表現したテーマやグラフィック的な要素を生かしながら、コンパクトなCセグメントカーとして、スポーティ感の溢れるクロスオーバーのエッセンスを応用させたもの。台形と立体感を強調したフォルムがその特徴で、逆台形のフロントグリル、フロント・エアインテーク、フロントおよびリヤウインドウの丸みを帯びた左右エンドコーナー、ホイール内側、リヤピラーの曲面処理、滑らかな弧を描くボンネットなど、今後リリースされるモデルには、このようなキネティック・デザインが与えられていくことになるのだろう。

【速報】 フォード イオシスX 〜パリモーターショー2006 現地レポート〜

 そしてインテリアは、雪や氷をイメージしてカラーをコーディネート。パネル類はピアノホワイトになっており、シート一体型シートベルトが装備された4組のスポーツシートは、スキー用品のテクニカルな要素をヒントに4つの異なるマテリアルが組み合わされている。シート自体は人間の胴体をモチーフにしているかのようなユニークなデザインだ。