【速報】 シボレー WTCCウルトラ 〜パリモーターショー2006 現地レポート〜

 シボレーは、FIAの主催で開催されているWTCC(世界ツーリングカー選手権/欧州を中心にブラジル、メキシコ、中国などで行われている)にラセッティのレーシング仕様で参戦しているが、その次期型を思わせるコンセプトカー、シボレーWTCCウルトラをパリサロンで発表した。
 レーシングモデルのコンセプトモデルということで、やや現実離れした、そのエクステリアデザインは、フロントセクションに大きな開口部を持つエアインテークをグリルとバンパーに与え、冷却効率の追求だけでなく、前を走るライバルカーを威嚇するには十分といえるアグレッシブだ。ボディは軽量化のため、ファイバーとカーボンファイバーで成型。フェンダーぎりぎりにセッティングされた20インチセンターロックホイール、カーボンファイバー製の可変リヤウイング、台形型マフラーエンドの下に備わるディフューザー形状を持つリヤバンパーなど、レーシングカーテイスト溢れるディテールとなっている。
 エンジンは190psを発生させる2L直4ディーゼルユニットで、可変タービンブレードジオメトリーを採用したターボを組み合わせたもの。この技術は、2007年春からも市販車に投入される予定だ。

【速報】 シボレー WTCCウルトラ 〜パリモーターショー2006 現地レポート〜