
ダイハツ ソニカ |
最近の軽自動車といえば、《ムーヴ》や《ワゴンR》といったルーフの高いスペース指向のモデルが売れ筋だ。
しかし「走行性能」や「ボディースタイルのカッコ良さ」など、車の魅力を求めるとルーフは低い方が好ましい。
外観がスマートになり、さらに重心が下がって走行安定性も向上するからだ。
そこに焦点を当てて開発された軽自動車が、この《ソニカ》。
個性的なクルマ造りは、軽自動車の世界をさらに広げることになるのだろう。
新しい選択肢の登場だ!!
知の巻:ソニカが人気の理由
全高を低く抑え込むことで重心を下げ、走行安定性と乗り心地に優れる!!
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リセールバリュー:
40%〜56%
軽自動車はもともと数年後の下取り査定、つまり「リセールバリュー」が高い。税金や保険料などの維持費が安く、特に“生活のツール”としてユーザーニーズの集中するジャンルであるからだ。 |
今や軽自動車は新車販売されるクルマの約33%に達し、街中でも頻繁に見掛けるようになった。特に1人に1台の割合でクルマを使う地域では、その大半が軽自動車だったりする。複数の小型&普通車を持っていると、自動車税だけでも1世帯当たり年額で10万円を超えるが、軽自動車なら4台でも3万円に達しない。
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比の巻:ライバルとの比較
究極の“タマゴ型”で新鮮味たっぷりで、走りもレベルが高い《i(アイ)》
VS スバル ステラ![]()
リセールバリュー:
44%〜59%
ソニカとほぼ同じ時期にスバルから登場した軽自動車が《ステラ》。《R1》や《R2》と違ってルーフの高いボディースタイルが特徴だ。全高やホイールベースを含めた各部の寸法は、ワゴンRと等しい。 |
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VS 三菱 i(アイ)![]()
リセールバリュー:
43%〜62%
《i(アイ)》は数ある軽自動車の中で、最も注目度の高い車種だ。エンジンをリヤサスペンションの前側に搭載し、後輪を駆動する方式を採用。それによってホイールベースは《ラクティス》と同じ軽自動車最長の2550mmに達する。ボディーの四隅に4輪を配置することで、究極的な卵型の「ワンモーションフォルム」となった。走行性能も軽自動車の中では極めて高いレベルにある。 |
選の巻:オススメ乗り換えプラン
「フロントベンチシート」採用。身近な空間を共有でき、カップルにオススメ!
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「飛ぶように、爽快。」のキャッチコピーで発売されたダイハツ《ソニカ》は、そのコピー通り全車ターボエンジンを搭載し、軽自動車の中でも走りは一線級。「軽だと走りがかったるい」と思っているユーザーにオススメです。 |
極の巻:中古車購入には…
ランニングコストを気にしない方なら、室内のゆとりがあるスイフト
スズキ スイフト 1.3XG 2005年式
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中古車相場:
(2006/09現在)
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走りが売りの《ソニカ》ですが、全車ターボ付きということもあって価格は高め。そこで、ソニカよりも安く購入できるコンパクトカーとして《スズキ スイフト》がオススメです。スイフトの中で最もホットなモデルは《スイフト スポーツ》ですが、実はスイフトの「1.3XG」でも91馬力のエンジンを搭載し、ソニカの64馬力よりもパワフル。スイフトのパワーウェイトレシオが11.2kg/psであるのに対し、ソニカは12.8kg/psとあって、スイフトの方が走りは爽快なはず。 ![]() |
鈴木詳一 所長