機会あったらマレーシアのラリーに再チャレンジします!

                     柵があるのかと思えるほど規律正しい

リタイアはガッカリだったけど

 最終SSでリタイアしたので「あ〜あ」とか言いながら荷物まとめて帰ろうとしたら、オフィシャルからクルマを表彰式会場に持って行って欲しいと言われた。スタック&リタイアしたクルマが多かったため、混乱していたんだと思う。

 会場に行くと、お祭りのような状態。というかお祭りそのものであります。マレーシアもこのあたりに来ると日本人を見たこともない人が一杯いるらしい。食べ損ねた昼ご飯を屋台で食べていたら(タイより一段と安く、麺類も焼きめし類も30円)、凄く注目されている様子。

 やがて同じ屋台で食事していた警官が「あなたは日本人か?」。そうですよ、と答えると、周囲の人に伝えたのだろう。「おお〜っ!」みたいなリアクション。こんなことで驚かれたの、初めてであります。日本のチームが出ていることを知っているらしく、興味津々。警官を通じて「メシは旨いか?」「マレーシアは楽しいか?」といろんなことを聞いてくる。

 マレーシアの人って、昔の日本人の如く慎み深い。表彰式の会場もロープで規制しているワケでもないのに、全く混乱せず。あたかも「線が引いてあるが如く」、一定の場所から出てこないのだ。古き良き日本という感じ。日本人がムスリム(イスラム)の人に対して持つステレオタイプのイメージと全く違う。

 面白いことにアキがラリーカーの横に子供を呼んだら、ボクもボクもとたくさん集まってきた。みんな行きたくてもガマンしていたのだろう。やがて正式結果が出ると、当然ながらリタイア。18時までに国境を通過しないと明日まで足止め。上位だったらもう一晩泊まって祝勝会なれど、そんな気分じゃない。

異国でのまごころに感謝!

 オフィシャルに事情を話すと「じゃ早く国境に行った方がいい。ぜひまたマレーシアに来てね!」。この週末でマレーシアのオフィシャルとすっかり仲良くなりました。困ったことがあれば相談すると何でも教えてくれるし……。タイもそうだけれど、競技者に対してやさしいのが嬉しい。

 急いでクルマを引き取り、国境を目差す。マレーシア側の出国は10分掛からず終了。急いでタイ側へ行くと、18時を過ぎてしまっている。こりゃここで一泊かと思ったら、親切なことにマレーシア入りした時に担当してくれたイミグレーションの人が「今呼び戻してあげるよ」。

 30分ほど待っただけで通関完了。陸路、タイ南部のハジャイという街まで走り、遅い夕食の後、解散す。ここからラリーカーとレッキカーはキャリアカーでバンコクへ。メンバーもそれぞれ帰路につきます。



機会あったらマレーシアのラリーに再チャレンジします!
マレーシアからタイに陸路移動します