3代目カローラ
3代目カローラ

かなり大型化していることがわかるだろうか。メッキ類を効果的に配して、見た目の質感アップを図っている点に注目だ。

3代目カローラ

豪華な室内はフルトリム化されているが、これは安全性も考慮に入れたもの。またフロントの巻き取り式3点シートベルトはトヨタ初。

歴代カローラ中、最多の生産台数を記録する

 E30系という型式を持つことから、サンマルの愛称で呼ばれたのが、三代目カローラ。デザイン的にもスタイリッシュになっただけでなく、サイズもひと回り以上拡大し、上級車種のコロナと並ぶレベルへと進化した。エンジン体系やグレードラインナップは二代目を踏襲しており、1.6リッターDOHCの2T-G型を積むレビンを最高峰に、1.2リッターには3K型が改良を加えて存在していた。
 ただしシャーシ面では大きな進化はなく、フロントがストラット、リヤがリーフとオーソドックスなものだった。ちなみにモデル途中にはリフトバックが加わっている。この時代に自動車メーカーを襲ったのが、オイルショックと排ガス規制だ。広告自粛までなされたが、排気ガス規制に関してはTTCと呼ばれる独自の技術や電子制御インジェクション化でクリアしている。

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