クロスカントリーラリーで大活躍のトヨタハイラックスヴィーゴ

前回に続き、クロスカントリーラリーに出場している車両を紹介しましょう。

イスズ D-MAX (今秋から3.2Lコモンレールディーゼル搭載の噂)

イスズ D-MAX

クロスカントリーラリーではかなり人気が高いイスズ D-MAX。フロントサスペンションは古式なトーションバーを採用しており頑丈な設計となっているため、荒地でのラリーでは上位に入ってくることが多い。昨年はパリダカでもその勇姿が見られるほど、信頼性の高い車両でもある。しかし、最近では他社から新型車が続々と発表されているためデザインの古さが売り上げに結びついていない。三菱が3.2Lエンジンになったことでイスズも3.2Lコモンレールディーゼルエンジンの搭載がささやかれている。 そうなるとラリーではかなり怖い存在となる。

シボレー コロラド (やはり今秋から3.2Lか?!)

シボレー コロラド

シボレー顔のイスズ車?というのも、エンジンからシャシー、コックピットの基本設計などイスズD-MAXとほとんど一緒のシボレーコロラド。イスズ同様荒地に強い。タイの国内クロスカントリーラリー選手権では3台体制で臨んでいるシボレーラリーチーム。1,2戦目とベターな走りで私に次ぐシリーズ2番手だったのですが、3,4戦目とアンラッキーが続き順位を下げている。基本的なポテンシャルがあるだけに後半戦が怖い存在だ。アジアクロスカントリーラリーでも本命の1台です。

日産 フロンティア (来年フルモデルチェンジの噂)

日産 フロンティア

出場しているメーカーの中では、一番古くなってしまった日産フロンティア。しかし2005年のタイ・クロスカントリーラリー選手権のチームシリーズチャンピオンを果たすなどその存在は大きい。しかしながら今年は1、3戦目リタイア、4戦目はなんと横転で全損リタイヤと不運続きの幕開けとなっている。来年にはフルモデルチェンジの噂もあるが、エンジンが現状よりも非力になる可能性があるとのことで、日産ラリーチームは頭が痛いところだ。 雨に弱いピレリタイヤがスポンサーだけに、雨の多いアジアクロスカントリーラリーでは成績は期待できない。

他、日本からのエントラント車両も紹介したいところですが、画像がないためラリー帰国後に紹介出来ればと思います。