東南アジア選手権(SEAラリー)で波瀾の展開!

    最後のサービスで壊れたリアをハンマーで修復!


クラッシュ!でも走れる、ここまできたら行くしかない!

 「抑えるように!」と送り出したレグ2も、予想以上に順調である!一つ目のSS7こそFFに1台喰われた4位だったものの、SS8、SS9と2台のN4クラス(4WDターボ)に続く3番手!おいおい!このままだと本当に総合3位に入っちゃうぞ!と大喜びしていたら、アキから電話。
「SS10でけっこう激しくコースアウトしちゃいました」。

 ケガの有無とダメージの状況を聞く。すると……。
「人間は大丈夫です。真横から立木に衝突しました。左側の窓ガラスが全部ありません。ただサスペンションは当たっていないらしくて普通に走れます。どうしましょうか」。

 とりあえずリエゾン(移動区間)でサスペンションとブレーキのチェックをして、問題なさそうだったら少し抑え目で走るよう指示を出す。なんせゴールまでサービスはもう無い。走り切るしか無いのだ。

 急いでSS11を見に行く。するとAピラーからCピラーまでの左側全部が凹んでいるじゃないの!大クラッシュでこそないものの、中程度のクラッシュ。けれど走行に影響無さそう。

クラッシュにもめげず、N4クラスでは3位!

 当然ながらタイムは7〜9番手に落ちてしまったが、何とかミーチャイ選手のインプレッサを1分38秒リードして最後のサービスに戻ってきた。ここで壊れたテールレンズなどを修復し、ゴール後の車検に合格させなくちゃならない。

 かくしてボロボロになったバンパー外し、ハンマーでどっかんどっかん板金!何とかテールレンズと予備のバンパーを装着。フィニッシュとなりました!総合6位である。ま、リタイアしなかっただけ良かった良かった!しかも順位はN4クラスの3位。こら初ラリーで表彰台か?

東南アジア選手権(SEAラリー)で波瀾の展開!
新品のテールレンズとスペアバンパーを装着して送り出す