注目モデルのリセールバリューチェック
3年後の“リセールバリュー”を考えて、手放すときに価値が高いクルマを選べば、トータルの購入予算はグンと少なくなる。さらに人気のクルマやワンランク上のクルマも選択肢に入れられるってわけ。“リセールバリュー”を把握してトクするカーライフを送ろう。
今回のクルマ:スズキ SX4 2.0S
ガリバー自動車流通研究所
自動車ユーザーへのアンケート調査や新車・中古車・買取価格の相場など、自動車市場を中心としたインターネットリサーチとリアルリサーチを活用し、調査報告を行う研究機関である。
【リセールバリュー】クルマを再び売る(リセール)時の価値(バリュー)のこと。新車で買ったクルマが3年後にどの程度の価値を持っているのかを数値化したもので、数値が高いほど次の乗換えまで価値の下落が少ない。クルマ選びの指標の1つ。

SX4の魅力とは?

■本文&コメント/鈴木詳一(ガリバー自動車流通研究所)

7月4日、スズキからWRC参戦モデルとなる「SX4」が発売された。
WRCといえば、スバル・インプレッサやプジョー307CCなどが活躍する、世界ラリー選手権のことで、細い山道を狂ったようなスピードで駆け抜けるヨーロッパで人気のモータースポーツだ。
かつてインプレッサやランサーがチャンピオンを獲得し、昨年からは日本でもWRCが開催されるなど、国内での知名度も高まっている。

スズキはJWRC(ジュニア世界ラリー選手権)にスイフト(欧州名:イグニス)で参戦しチャンピオン獲得経験もあるなど活躍中。来年からはトップカテゴリーのWRCに参戦し、世界にその速さを見せつけようというもの。

ところで、このSX4はイタリアのフィアット社との共同開発となっており、「スポーツ」のSと「クロスオーバー」のXが車名の由来。「X-OVERREVOLUTION(クロスオーバーレヴォリューション)」を開発コンセプトとし、SUVの力強さと乗用車の気品を備えた「X-Over(クロスオーバー)デザイン」を採用しているとのこと。
確かにワゴンのような、コンパクトカーのような、SUVのようなスタイルは様々なシチュエーションがクロスしているので、速そうにも使い勝手が良さそうにも見える、どっち付かずといえばどっちつかずのクルマだ。

秋には2.0リッターエンジンにターボ付きのモデルがデビュー予定と、ホットな走りを楽しみたいユーザーにはもう少し辛抱が必要だ。

今回のクルマ
Specifications
グレード
2.0S
ボディサイズ
4135x1730x1570mm
エンジン型式
J20A型
総排気量
1995cc
最高出力
145ps(107kW)/5800rpm
最大トルク
19.7kg-m(193N・m)/4000rpm
10・15モード燃焼
12.8km/l
定員
5人
発売日
2006年7月4日
車両本体価格
\1,827,000

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リセールバリュー診断

SX4のリセールバリューはCランクとかなり渋め。これにターボ付きモデルが登場すればもう少し向上するのだが、コンセプトがクロスしてしまって「こんなクルマ!」というのが明確ではないところが欠点といえる。
また、来年のWRC参戦によりどれ位注目を浴びられるかが重要なポイントともいえ、インプレッサやランエボのようにラリーで活躍し、人気が出るのを待つのも一つの手かもしれない。

JWRCで確かな実績を積んだスズキだけに、WRCでの活躍も期待出来る。軽自動車のイメージが強いスズキが2.0リッタークラスで人気を出すには、WRCの成功がカギとなるだろう。

車両本体価格
\1,827,000
登録など諸費用
\300,000
値引き
\-80,000
3年後の購入予算を差し引いた購入に必要な予算
リセールバリュー: ランク:
27%〜48% C
約 \ 1,170,000

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