ハイブリッドらしさを随所に感じるインテリア
エクステリアに比べるとインテリア回りのほうがハイブリッド車に専用の仕様がいろいろと設けられている。運転席に座るとまず目につくのがメーターパネル。センターメーターの全体的なレイアウトは同じだが、タコメーターが廃止されて瞬間燃費のほか、走行系、空調系、電気系などのエネルギーメーターが設定され、完全に専用のものとなっている。
瞬間燃費計やエネルギーメーターがメーターパネル内に設けられたことで、ベースグレードのXでは液晶パネルが省略された。これによってあえて純正のカーナビを装着しなくても好きな後付けカーナビ&オーディオを装着できるようになったわけ。最近のカーナビはバックモニターやブラインドモニターなども統合されているので、純正以外のナビは選びにくいのが実情だが、ユーザーの選択肢が増えたことは良しとすべきだろう。
"G" はさらなる高級感を実現
このほか上級グレードのGでは、シート表皮がアルカンターラになり、本革&木目調のステアリングホイールが装着されることなどが新しい点。
居住空間をほとんど犠牲にしなかったのは立派
バッテリーの搭載位置を運転席と助手席の間のセンターコンソールの下部とすることで、ウォークスルーはできないもののミニバンとしての居住空間やラゲッジスペースに影響を与えることなく、ハイブリッドカーに仕上げている。標準車と同じスペースを持つハイブリッドカーになった。