TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!右:東洋ゴム工業 代表取締役社長 片岡善雄氏/左:キャスターでタレントの宮川俊二氏

気が早い??東洋タイヤから“横滑りに強い”スタッドレス登場!

 7月18日、ホテルパシフィック東京(東京・品川)にて、東洋ゴム工業の新商品スタッドレスタイヤ「GARIT G4」の発表会が行なわれた。いよいよ夏本番という時にスタッドレスタイヤとは気が早い気もするが、すでに競合他社からも発表されており、冬に向けて競争開始だ!
 
TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!360°スタッドレス!

 まず、発表に先立って、東洋ゴム工業 代表取締役社長 片岡善雄氏による主催者代表挨拶が行なわれた。昨年は、全国的な大寒波によりスタッドレスタイヤの販売は約20万本と好調であったのに対し、今年は、原材料価格の高騰などの心配もあると述べた。「GARIT G4」については、ガリットシリーズの4代目として、縦横前後に効く、新世代360°スタッドレスとして発売するとのこと。

 そして、いよいよ、ドライアイスを使った派手な演出とともに「GARIT G4」が登場した!

TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!360°スタッドレス!
TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!360°スタッドレス!
TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!360°スタッドレス!
 
TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!360°スタッドレス!

TV−CMキャラクター、宮川俊二さん登場!

TV−CMキャラクター、宮川俊二さん登場!

 「GARIT G4」がお披露目されたあと、今回TV−CMキャラクターを勤める、キャスターでタレントの宮川俊二さんが登場した。CMでは雪国のドライバーの約8割が不安を感じている「横滑り」に強い全方向360°スタッドレスをジャーナリスティックに紹介するという。

開発のポイントは“パターンの進化”

TOYOタイヤ新商品『GARIT G4』発表会レポート!360°スタッドレス!

 続いて、「GARIT G4」の開発担当者である、東洋ゴム工業 タイヤ技術第一部 商品開発グループ 担当リーダーの大橋稔之氏による、商品説明が行なわれた。横の効きを求めた開発背景には、ドライバーが雪道を運転する際、約八割が「横滑り」に不安を抱えているという事実があるという。開発のポイントとしては、パターンの進化があげられた。

スパイダーサイプ
【スパイダーサイプ】
360°全ての方向に対してエッジ効果を発揮させるため、最適な1辺の長さを持った六角形状のサイプを新設計した。縦方向はもちろんのこと、このサイプのお陰で横方向の効きが向上したとのこと。
大振幅波型サイプ&厚み違いサイプ
【大振幅波型サイプ&厚み違いサイプ】
センターリブに採用した「大振幅波型サイプ」が全方向の優れたエッジ効果と接地性を発揮。センターリブとスパイダーサイプには、部分的に厚みを異ならせて制動性能を向上させる「厚み違いサイプ」が採用された。
溝底補強ブロック
【溝底補強ブロック】
溝底部を補強することで接地面の動きを抑えて、接地性を向上した。安定したコーナリングやレーンチェンジを確保する。
Vカッター
【Vカッター】
わだち路での優れたエッジ効果を発揮し、安定した走行性能をサポートする。
3Dグリップサイプ
【3Dグリップサイプ】
波型サイプの横断面をジグザグに設定することでブロックの倒れこみを抑えて、剛性を向上させる。

 最後に、開発担当の大橋氏は、「乗っていただければ、その進化が絶対わかっていただけると思います!」と力強く語った。

 「GARIT G4」は、8月1日より全国で発売開始される。発売サイズは64サイズで、価格はオープン価格。

( レポート:CORISM編集部 原 直美 )