日産自動車は、7月18日、自社のグローバル生産工場へ自動車部品を供給するための輸出拠点をタイのラム チャバンに設立し、2007年1月より本格稼働する予定であると発表した。

 新設する輸出拠点の敷地面積は4万平方メートルであり、本格稼働時には部品運搬用の40フィートコンテナ約1,080本/月の輸出を見込んでいる。なお、2007年の取り扱い出荷額は年間3億USドル(約345億円 1USドル=115円換算)を見込んでおり、これが実現すると、部品輸出拠点としては日本に次いで世界第2の規模となる。

 出荷部品はタイに生産拠点を置く約90社のサプライヤーから調達する予定で、メキシコ等で生産されるコンパクトカー「ティーダ」用の車体パネルや内装部品などが輸出される。

 また、日産は、4月に中国・上海にも部品輸出拠点を設立しており、2007年8月には、インドネシアに同様の拠点を設立する予定とのこと