BMWのオープン・スポーツZ4がマイナーチェンジを受けた。日本では2003年1月にデビューして以来、約3年振りのマイナーチェンジだが、それに合わせてオープンボディのロードスターだけでなくクローズドボディのクーペを追加したほか、ロードスターとクーペの両方にMモデルを設定した。
新しいZ4の外観デザインはグリルやバンパー回りに手が加えられ、ワイド&ローのイメージを強調して全体にスポーティさを強めている。フロントのフォグランプやリヤのテールランプのデザインも変更された。さらにMロードスターでは前後のバンパー形状が専用のものに変更されるのを始め、専用のフロントグリルや18インチにインチアップされたタイヤに専用デザインのアルミホイールが採用され、Mのエンブレムが装着されるなど、一段とスポーティな印象を与えるものとされている。
ロードスターでは電動開閉式のソフトトップが全車に標準で装備されるようになった。このソフトトップはボタンを押すだけのワンタッチの操作によってわずか10秒程度で開閉操作が終了する。2シーターである分だけやや小さめの幌ということもあるが、電動式での開閉時間の短さは随一といえる。