建設に約1600ユーロを投資

 3月20日、北極圏から約55km離れたスウェーデンの北部、アリエプローグにBMW Groupの新しいテストセンターがオープンした。アリエプローグに独自のテストセンターを開設した自動車メーカーは、BMW Groupが初となる。
 このテストセンターには、BMW、MINI、ロールスロイスブランドの新しい車両やモデルの統合的な開発に最適な設備が整えられている。

 28ヘクタールの試験場には、全長740メートルのテストサーキットと、アスファルトの路面を暖めたり冷やしたりできるダイナミック・ドライビングエリア、勾配10〜25%のスロープ、そして路面が変化して走行やブレーキを様々な状態でテストできるテストルートを設置。また、クルマをマイナス30度まで冷やすことが出来る人口気候装置が取り付けられているガレージも併設されているほか、近くには、氷で覆われたカケル湖があり、アイストラックでスピンの実験を行なうこともできるとのこと。

 アリエプローグに新しいテストセンターがオープンしたことにより、BMW Groupは1つの場所で冬季のテストの全てを行なうことができ、今後は、駆動系、シャシー系、補助系など様々な分野のスペシャリスト達が一同に介して1つの車両のテストを行なうという。