純粋なスポーツカーでありつづけたRX‐7

ゼスト試乗会の帰りに・・・。

 1月のニューイヤーミーティングでは、取材中であることを忘れて衝動買いしてしまった。同じようなことが1ヵ月後にまたあり、ちょっと恥じている。3月上旬、幕張でホンダの新感覚軽カー、ゼストの試乗会があった。クルマは街乗りでは足の硬さが気になったものの、走りは軽快だ。試乗後に開発者たちと談笑し、会場を去ったのだが、トイレに行きたくなった。そこで「いつも行っているイトーヨーカドーでトイレを借り、ミニカーもチェックしよう」と進路をイトーヨーカドーに取ったのである。

トイザらスを発見!その上ミニカーのバーゲンセール実施中!!

 が、途中で気が変わった。左側にトイザらスが見えたからである。「こっちのほうが駐車はラクだ」と左折したのが運転のツキ。なかに入ると、エブロのミニカーがバーゲンセール実施中だったのだ。ほとんどが2000円で売っている。衝動的に財布の中を覗き込んだ。この日、ゲットしたのはマツダのロータリースポーツカー。ボクの愛車だった思いで多い初代サバンナ(RX−3)とリトラクタブル式ヘッドランプを採用したサバンナRX−7(SA22C)をコレクションに加えている。帰り際、ミニカーを車種別にきれいに並べ替え、陳列棚を見栄えよくして意気揚々と引き揚げた。いいことをした後は気持ちがいい!?

すべてはピュア・スポーツのために

 というわけで、今回はマツダサバンナと後継のRX−7の話をする。サバンナはファミリアロータリークーペの後継として71年にデビューした。最初は10A型ロータリーエンジンを積んでいたが、後に海外向けと同じ12A型エンジンを積むGTをラインアップ。これがRX−3で、レースでも大暴れしている。また、走り屋御用達のスポーティカーとして持てはやされた。これに続くのが78年3月に登場したサバンナRX−7(SA22C)だ。83年秋にターボを加え、85年秋には2代目セブンのFC3Sにバトンタッチする。そして91年秋に最後のRX−7、FD3Sがベールを脱いだ。世界で唯一、ロータリーエンジンを搭載したピュア・スポーツ、それがRX−7である。

ダークグリーンが渋いRX-3&RX-7

純粋なスポーツカーでありつづけたRX‐7

 エブロ製のサバンナRX−3(手前)と後継のSA22C型RX−7。どちらも定価は3400円だが、ボクはトイザらスで買った。ちなみにこのダークグリーンのほか、RX−3は赤と白、RX−7はイエローと白があったと思う。

昔懐かしのカタログ付トミカ

純粋なスポーツカーでありつづけたRX‐7

 トミーのミニカーたち。左上はトミカリミテッドのFD3S型RX−7。700円だ。その下はトミカリミテッドSシリーズのSA22C型RX−7。右側は懐かしのカタログ付トミカのサバンナGT。当時のパッケージだ。1000円くらいだったと思う。今でも手に入るハズ。

初期のテーマカラーはグリーンメタリックだった

純粋なスポーツカーでありつづけたRX‐7

 2台とも43分の1スケールのSA22C型RX−7。奥はダークグリーンのエブロ製。手前は初期のテーマカラーだったグリーンメタリックのトミカリミテッドSシリーズの作品。02年秋に発売され、130ZやセリカXX2800GTなどもある。各2000円だ。

エポック社のMTECHシリーズ

純粋なスポーツカーでありつづけたRX‐7

 白いFC3S型RX−7は、エポック社のMTECHシリーズの作品。「M4」と呼ぶ43分の1スケールで、2000年に発売された。セリカやランサー・エボリューションVI、シルビアなども用意されている。3800円だ。

リミテッドは標準のトミカとボディカラーが違う

純粋なスポーツカーでありつづけたRX‐7

 トミカリミテッドのRX−7を4台セットにしたもの。FC3SとFD3Sが2台ずつ入っている。01年春にトミカリミテッド0017として発売された赤いRX−7(FD3S)と同じ59分の1スケールで、標準のトミカとはボディカラーが異なる。価格は2800円だ。