アルファロメオ159は大ヒットした156の後継モデル。156は1997年に発売されて以来、7年半ほどの間に約70万台の販売を記録し、日本でも1万7000台も売れてアルファのファン層を大きく広げるクルマになった。バンパーに食い込んだフロントグリルやリヤドアの把手をピラー部分に隠してクーペ風に見える外観などのデザインな特徴や、アルファらしいスポーティな走りが人気の理由だった。
156のヒットを受け継ぐモデルとして開発された159は、縦型にデザインされた盾型のグリルに代表される外観デザインが、引き続きアルファならではのアイデンティティーを表現している。この159のデザインはジョルジェット・ジウジアーロとアルファデザインセンターの合作によるものだ。
丸型ヘッドライトを左右に3つずつ6個も並べたフロントビューはやや古典的ともいえるデザインながら、今の時代に合致する洗練された印象も与えている。テールランプも丸型のランプを並べた横長の形状にデザインされていて、156と同様にすっきりしたイメージに仕上げられている。左右2本出しのテールランプも159の特徴だ。