フレッシュマンも大注目! スズキワゴンRの人気の秘密とは?

とにかく売れてるワゴンR。コレほど日本中何処に行っても見かけるクルマもないだろう。毎月の登録台数ランキングでは常に1位をゲット。初代登場後、たった10年4ヶ月で国内累計販売台数200万台を達成しているのは驚異の早さだ。このワゴンR、なんでそんなに人気なの?その人気の秘密に迫った!
人気No.1軽「スズキ ワゴンR」のスゴさに迫る!

ワゴンRは言った、「軽自動車は小型車の代用品じゃない!」と

軽自動車は、外寸やエンジン排気量などを国で定めた小さな規制枠の中に収め、特別に安い優遇税制で購入が出来るマイクロカーだ。
かつて昭和の時代の軽自動車は、上級車のコンセプトをそのまま用いたハッチバック車や1BOXカータイプが大勢を占めていた。そのためどうしても乗用車の「代用品」的な、狭く小さいものでしかなりえなかった。
しかし平成5(1993)年、1台の軽自動車がその流れを打ち破った。それが初代「ワゴンR」だ。

初代ワゴンRのスゴイとこ、それは・・・

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 初代ワゴンRは高めの車高に角型の外観デザインで登場した。制限のある寸法の中で、車高を上下方向に高めることで大人4人がゆったり乗れ荷物スペースも確保出来るという、実に考えられたパッケージングを採用している。
 またシンプルで潔いスタイリングも目をひいた。無駄な装飾はなく、普通乗用車のコピー版ではないことを主張しているかのようだ。老若男女問わず好感を持たれるデザインであり、また新しい時代の空気を感じさせるものだった。
 この新しいクルマがデビュー早々に爆発的ヒットを飛ばすまでに、時間はいらなかった。以来、3代目の現行型でも基本的なコンセプトは同様。その正しさは、他社からも同コンセプトのライバル車が登場し、今や軽自動車のベーシックなスタイルとなってしまったことからも明らかだ。初代ワゴンRは、軽自動車のスタイルを根本から換えた、歴史的モデルといえる。
(上写真は初代ワゴンR)

03年登場3代目モデルのコンセプトは「万能ワゴン」

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 3代目ワゴンRのコンセプトは「様々なユーザー、様々な使用シーンに対応した万能型ワゴン」。
 まさに初代ワゴンRのコンセプトを極めた「キング・オブ・ワゴンR」といったところだ。

 シリーズは大きく分けて2つ。標準のタイプと、エアロパーツで武装したスポーツグレード、RR(ダブルアール)が用意される。ただし04年12月より用意されているFT-Sリミテッド、FX-Sリミテッドという特別仕様は両車のイイトコ取りをしたグレード。スポーティな内外装のRR風ルックスを備え、イマドキのミニバン風「イカツイ」雰囲気を漂わせている。特別仕様といいつつその後のマイナーチェンジ以降も継続して発売されており、人気のグレードということがわかる。

ワゴンR最大のライバルは・・・

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 ダイハツ「ムーヴ」はワゴンRの最大のライバル。
後発モデルのムーヴだが単月ではワゴンRをしのぐ記録を出すこともあるなど、しのぎを削っている状態だ。ワゴンRが標準車とRRに分かれているのに対し、ムーヴは標準と、ワゴンRのRRに対抗するカスタムシリーズ、さらに女性ユーザーをターゲットとしたラテと3タイプものバリエーションを持つのが特長。さらに多くのユーザーを対象にしているというワケ。コレは手ごわい!

ワゴンRシリーズのグレード構成〜RRは1グレードのみ〜

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 標準タイプは簡素なFAと、標準グレードFX、さらにFXに街乗り向け高出力エンジンMターボを積んだFTの3タイプ。
価格はFA(FF・5MT)の81.9万円からFT(4WD・4AT)124.635万円まで。
 これにFXとFTには前述のスポーティなリミテッド仕様が加わる。
こちらはFX−Sリミテッド(FF・4AT)107.625万円からFT−Sリミテッド(4WD・4AT)133.035万円まで。

 いっぽうのRR(ダブルアール)。かつては幾つかのバリエーションがあったRRだが、05年のマイナーチェンジで直噴ターボのRR-DI 1グレードのみになった。高出力のスポーツモデルが欲しいなら迷わずコレ!となる。
価格はFFが141.75万円、4WDが153.51万円と高価だが、専用パーツも多く使用した独自の存在感は見逃せないところ。

 このように、グレード構成は以前に比べ随分と整理されている印象だ。なお、全てのグレードでFF(前輪駆動)タイプと4WDタイプを選ぶことが出来る。トランスミッションは、FAとFXでそれぞれフロア5速MTが選べるほかは全てのグレードがコラム4速ATとなる。
(写真はRR DI)

気になる!ワゴンRのグレード選び

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FAは主にビジネス需要をターゲットとしたグレードで装備も簡素だから、一般ユーザーはFXかFTから選ぶことになる。
FX、FT両グレードには、運転席助手席エアバッグ、パワーウインドウ、キーレスエントリー、2スピーカーのCDオーディオ、電動格納ミラー、セキュリティアラームシステム(!)など、ひととおり必要な装備が標準装着される。MT車以外はアームレスト付きの前後ベンチシートだ。

あなたの使い方でグレード選びは決まる!

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グレード選びのポイントはユーザーの行動範囲がキーになる。通勤・通学など、常に走るコースに空いた郊外路や高速道路が含まれているようのなら迷わずFTがオススメ。いっぽう、近所の買い物や駅や学校といった近所への家族の送迎が中心の用途ならFXで必要十分だ。
ただ、FXの場合ABS(あっちロックブレーキシステム)がオプションとなるのが惜しい。小さい軽だからこそ、安全装備には気を配って欲しいものだ。というワケでABSはオプションであろうとつけるべき。

FX−Sリミテッドはベースグレードから6万3千円高、FT−Sリミテッドは8万4千円高。ベース車に加え6スピーカーのCD/MDオーディオやエアロパーツ、本革ステアリング、メッキグリル、アルミホイールなどが標準装備される。各装備を単品でつけることを考えたらとてもお得な設定だ。
(写真はFT−Sリミテッド)

ズバリ!コレがオススメグレードだ!

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リミテッドシリーズのイカツイ雰囲気はいかにもイマドキ風で人気も高い。お得な装備も多いのは前述の通り。
のちのちのリセールバリューを考えても、FX−Sリミテッド、FT−Sリミテッドがオススメグレードになる。あとは、FX系かFT系かを選ぶのは前述の「あなたの使い方」次第で決めればよい。
(写真はFX−Sリミテッド)

written by 徳田 透

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