Bクラスのインテリア空間はゆったりした広さが大きな特徴となる。全長は4270mmと比較的コンパクトなものながら、全幅は1780mmとたっぷりしたサイズであり、ホイールベースも2780mmと相当に長い。これはCクラスのホイールベースを超える長さであり、室内空間の広さというか、後席の居住空間でいえばEクラス並みの広さが確保されている。
またロングホイールベースを生かしてラゲッジスペースも余裕十分の広さ。しかも簡単な操作でフロアパネルを2段階に切り換えることが可能だから、荷物に応じてフレキシブルな使い勝手を実現できる。
サンドイッチ構造の安全ボディは、床面が高くなって必ずしも乗降性が良いとはいえないのがわずかな難点だ。
運転席回りのデザインはメルセデス・ベンツの文法に則ったもの。適切なリーチや全体的にちょっと重めで確かな手応えのある節度感など、ベンツらしい操作性のクルマに仕上がっている。
快適装備はレインセンサーやオートライトなど最新の快適装備が用意され、安全装備もABSやESP、SRSウインドウバッグなど充実した仕様が用意されている。