旧型車を所有はしても、乗ってはいない人。
アクティブにビンテージの走りを味わい、日常で旧型車を使用している人。
年代ものの古い車を乗る人には持つタイプと乗るタイプが存在します。
動かなくなるまで乗る派、車検は受けても乗らない派、または車検を受けず所有しているだけで満足派、といろいろ。
しかし旧型車(以下、旧車)に季節があるとするならば、
どのタイプの人も、夏以外のすごしやすい時期が活動の季節。
旧型車に夏は大敵
夏が過ぎ、秋の足音が聞こえ始めると、自然と旧車中心のイベントが増え、暑い時期に隠れていて「会いたくても会えなかった車」たちと再会を果たせる季節が到来します。
旧車乗りが夏場に活動しない理由は、
「古くてエアコンが付いていないから」なんて単純な理由ではありません。
エアコンが付いていないことも勿論辛いのですが、本当に怖いのは夏場の渋滞によるオーバーヒートやパーコレーション(ガソリンがキャブレターに到達する前に気化し、燃料パイプ内に気泡ができてしまう)です。
また台風の襲来や大雨が降ると、雨漏りで錆びなど腐食の心配もあり、旧車にとって「夏」という季節は大敵なのです。
お試しあれ旧車イベント!
さて、涼しくなると増える旧車イベント、その開催目的は様々ですが、普段見慣れない古い車や希少な外国車に出会えて、他の人の車を眺めているだけでも、車好きには十分楽しめることと思います。
イベント開催とはいっても、主催者だけで実現できるものではありません。
実は自分も過去にイベントを主催した事があるのですが、自分たちの場合は町おこしの一環で行なったり、学校の行事として地域に貢献できる催しなど、開催地の支援者の方々や参加される方々の協力があってこそ、初めて成功します。
非常に大変な作業なのですが、成功させたときは皆で喜びを分ち合え、なかなか楽しいものです。
もっとも有名な旧車のイベントは、1月に行なわれるニューイヤーミーティングと呼ばれるもので、会場の規模も大きく大盛況。日本全国からたくさんの旧車オーナーが集まってこられます。
でも、やっぱり参加する側の方が楽しくてイイですね。
奈良クラシックカーレビュー
さて、今回ご紹介するのは(ちょっと時間がたちましたが)2005年10月23日に開催された「奈良クラシックカーレビュー」と2005年11月13日に開催の「堺市立第二工業高等学校創立100周年記念イベント堺クラシックカーフェスティバル」2つのイベントです。
まずは奈良クラシックカーレビューからいってみましょう!
(撮影:ダーワ)