コブラが硬い！？　それって、まさか・・・。

コブラと硬いで、まさか？！

　ブッシュに飛び込む際、私はコース外がドロだと思っていたため「ぐにゃ〜」といった感触か、じゃなければ「バシャッ！」みたいにウォータースプラッシュをイメージした。溺れないよう、すぐ脱出しなくちゃ。しかぁし！　「バサ〜ッ！」と１ｍくらい路外に出たら……。

何か硬いモノに「ドガン！」。

祝！　硬いもののおかげでコース復帰でも・・・。

　どうやら低い土の壁があったようなのだ。普通の人も飛び出す場所らしく、安全のため土を盛ってみたい。運良くハネ返され、コースに戻っちゃいました。

　けれど一難去ってまた一難。激しく土の壁にぶつかってノーダメージのワケありません。走り出すと右前輪バーストしてること確実な雰囲気。真っ直ぐ走らないだけでなく、凄い振動出てます。
　
　止まってタイヤ交換を、とも考えたけれど、ＳＳ距離１４km。スタートして２km地点だ。残り１２km。どんなに急いでもタイヤ交換にゃ２分以上掛かってしまう。ラフなグラベルだったら迷うことなく交換なんだけれど、幸い路面はフラット。だったら多少スピード落としてでもこのまま走りきった方がいいか、と判断す。

　不幸中の幸いでハンドルはキッチリ切れるし（右に切るとタイヤがどこかに擦れてガーガーうるさい）、ブレーキだって効く。左コーナーで激しいアンダーステア出ることさえ意識しておけば、何とかＳＳのゴールまで行けそう。けれど３０秒差で迫られていたグリーンさんとの勝負、決まっちゃいました。