アルパインのブース

i PODはミュージック・プレイヤーではない!?

そんなわけでガツ〜ンと行ってまいりました東京オートサロン2006。あいにく天候にはめぐまれませんでしたが、会場は熱気ムンムン。
キャンギャルやらカメラ小僧やら業界関係者やらでごった返すなか、まず向かったのはどこなのか?
ワタクシに与えられたミッションは、ずばり“カーオーディオ”である。……………う〜む、漠然とし過ぎている。
 
まっ、とりあえずカーステと言えば屈指のブランドであるアルパインのブースへ。同社は今年で4回目の出展となるが、今回は全面iPod一色。広報担当の方にお話を伺えば、アルパインは「iPodをCD、MDと同様に、最新の“メディア”として捉えており、近い将来、車載のスタンダードになると考えています。」とのこと。な〜るほど、プレイヤーの一形態ではなくあくまでデジタルメディアなのである。
なかでも注目は、iPod,full speed。業界初というiPodをカーステレオにダイレクトに接続できるという機能。これまでは専用のアダプターをかまさないと接続できなかっただが、ガチャッと差し込むだけでiPodが聞けちゃうのである。これは画期的でしょ。しかもロータリーコマンダーを採用することによって、クルクルと回すiPodと同様の操作性を実現している。

5.1chサラウンドの衝撃!

お次に向かったのが、これまた誰もがご存知のカロッツェリアのブースである。こちらではDVDナビが今回の目玉! なんと車内で5.1chサラウンドが体験できてしまい、おまけにDVDオーディオにまで対応しているという。自分のクルマにカーナビもついてないという前時代的なワタクシには、時代の進化スピードに軽〜く気が遠くなる。
タレントのヒロミ氏が実際に乗っているという出展車でシステムを体験をしてみたが、音の臨場感、迫力、まるで映画館にいるような気分。音が自分の周りを駆け回るんだから。広報担当の方が語るには「普通の部屋で5.1chサラウンドを聞くよりも、クルマの方が密閉性が高く音の定位も決まりやすいため(つまりスピーカーの位置が固定されているため)、サラウンドの効果をより体験できる」ということらしい。こんなんだったらクルマで生活してもいいかもね。

音にこだわる職人気質

エクリプス

ウロウロしていて見つけたのがエクリプスのブースである。エクリプスといえば卵型の独特の形状をしたホームユースのスピーカーが有名だが、カーオーディオでも同社の特徴をそのまま活かした製品を発表している。なかでもフラッグシップモデルのSGX TD-512は、ホームユースオーディオで培った技術を活かし、トゥイータ装備の高音質を実現している。車内空間でも原音忠実再生にこだわったマイスター的な情熱は、音グルメだったら必ずやグッとくるはず。

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