攻める国沢インプレッサ

最後のラリー、ココはやっぱり攻めの走りで!

タイの様子

 今までラリーに出ていて「思い切り攻めたろう!」と頑張ったことは一度もなかった。けれど泣いても笑っても最後のラリー! 一番安いサスペンションと、市販コンピューターのインプレッサで、東南アジアのチャンピオンであるサラディン選手に勝ってやるぞ! 
 
 何たって昨日くらいの攻め方でたった1秒遅れ。2秒タイムを縮めればアーガイル選手にさえ届く。

「勝負に出たろうじゃないの!」

あらら? スッゴイ滑るんですけどぉ・・・。

 と、気合い入れて飛び込んだ左コーナーだが、あらららら?

すっごい滑るぞおい!

 見ると路面に滑ったタイヤ跡、多数。後で聞いたらこのコーナー、新井選手もコースアウト寸前だったとのこと。今回のラリーで最も大きな”落とし穴”に全開で飛び込んでしまったのだった。

 ブレーキ踏んでもハンドル切ってもコントロール利かず、ブッシュがドンドン近づいてくる。実はこのブッシュ、スタートする前にみんなから

「絶対飛び込まない方がいい」

 と言い聞かされてました。なぜか? ダム湖の周回道路をラリーのSSに使っているのだが、コース外はドロ沼になっているとのこと。昨年ここに飛び込んだ人によれば「クルマを出そうとしてドア開けて降りたら腰までドロに浸かった」。別の人は「絶対自力じゃ出てこれないよ」。

さらに!!!!!

コブラって、あのコブラですか? やっぱり・・・。

「猛毒のキングコブラも居るからね」

 実際、ダム湖の反対側の周回道路を使った昨日のSSで、2mもあるキングコブラをひいちゃいました。キングコブラの呪いか? ブッシュに飛び込む寸前、そんなことが走馬燈のようにアマタを駆け巡る!