リアに表示される「全長18m 追い越し注意!」の警告は、とてもバスとは思えない。 こちらは「普通の!?」京成バス。会場アクセスのほか、臨時駐車場とのシャトルバスとしても使用されていた。 こちらはJR京葉線の電車。都心と会場を結ぶ、心強いメインのアクセス路線だ。 幕張メッセの特設バス乗り場で停車中の2両連結バス。連結面の幌が路面電車を思わせる。車体をくねくねと曲げてカーブを走り抜ける様もユーモラスだ。 ![]() |
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あえて書きます!モーターショー会場は「幕張メッセ」であると。
今さらながら、あえてこんなことを書きます。第39回東京モーターショーが行なわれているのは『千葉県千葉市美浜区』。今期パ・リーグ日本一となった千葉ロッテマリーンズの本拠地「幕張」のある場所です。けっして「東京」の文字が付いているからといって、東京都内にある国際展示場『東京ビックサイト』に行ってしまうようではダメですよ!
・・・と、わざわざ書くのも、「CORISM」モーターショー特別取材班の中にも、朝から有明(ビックサイトのあるほう)に向かったツワモノがいるらしいとの情報が入ったから、なんだけど・・・賢明な「CORISM」読者の皆さんなら大丈夫だとは思うけど、ま、念の為。 さて、そのアクセスはというと、大きく分けて3ツ。 1.鉄道(JR京葉線) 2.自家用車・バイク 3.バス(JR京葉線以外の鉄道駅より) ※詳しくは こちらをチェック!( 東京モーターショー 2005 チェックしておきたい7つのポイント〜ポイント7交通アクセス〜) オススメアクセス経路は『バス』!
さて今回、編集部が独断でオススメしたいのは『バス』によるアクセス路!
え、理由? クルマのショーなんだからクルマにこだわって欲しい! ただ、それだけの理由なんだけど・・・ トップの写真を見て欲しい。コレは、モーターショー会場と、JR総武線・京成千葉線の幕張本郷駅との間を輸送する専用の京成バスだ。本来、国内の法規上ではNGの長さを、特例と認めて運行している。普段は主に幕張新都心やマリンスタジアムとJR・京成の幕張本郷駅の間を結び、急増する通勤客や野球ファンなどを運ぶ、頼れる市民の足となっている。 車体は富士重工製の7Eボディを載せているから、正面から見ただけでは普通の路線バス。だけど、横から見ると、なんと2両連結なのだ。ちなみに日本製の車体に対し、シャシーはスウェーデン・ボルボ製となっている。見た目には、まるで路面電車のよう。その長さ、実に18メートル! 間近で観ると圧巻のひとことだ。特に、旧市街である幕張本郷駅界隈の狭い交差点を、器用にスルスルっと曲がる様には、思わず拍手をしてしまいたくなるほど! ちなみにこのバス、いまから20年前に茨城で開かれたつくば万博(覚えている人はいるかな?)会場と当時の国鉄駅との間のアクセスを担った2両連結のシャトルバスと、基本的に同じシャシーを使用している。したがって、ちょっと古いシャシーなのだ。そのため、近年急速に勢力を広げるノンステップタイプにはすることが出来ず、乗り降りの際にはステップを上り下りしなければならない。バリアフリーの現代においては、ここだけやや難アリかもしれない(※ただし、車いすの乗降用として、出口に格納式スロープが備わっている)。 とはいえ、この他に全国でも数箇所でしか走っていないという希少な2両連結バス。ぜひモーターショーの行き帰りに乗って頂きたいです。クルマ好きなら、興奮間違い無し!
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