ロースト

 行ってまいりました「東京モーターショー2005」のプレスデー。新車の発表などクルマ関係のトピックはいくらでもございますが、不届きなワタクシめが楽しみにしていたのが、各メーカーのブースで振舞われるお料理の数々。これが無料で楽しめるというのはプレスデーならではの醍醐味なのです。

圧巻! イタリア流のおもてなし

ラビオリ

まず最初はフィアット/アルファロメオのブース。はっきり言ってド肝を抜かれました。ざっと料理名を挙げれば、カポナータ(煮こみ)、トマトとモッツァレラ、オリーブ、なすの炭火焼きなどの前菜からパルメジャーノレジァーノ、キッシュ、ラビオリ、とどめのドルチェまで、色彩豊かな料理がバイキング形式で並んでいる光景は圧巻! 思わず口からヨダレが……。

アルファロメオのティラミス

しかしさすがに人気が高いです。環七人気ラーメン店ばりに長蛇の列が……。列に並んでいる間も、イタリア人の給仕がやってきて、ジョークを飛ばすなど(何を言っているかわからないが…)、場は終始陽気な雰囲気で飽きさせない。さすがはイタリアといった感じです。

ドイツも負けてません!

アウディ・ブースのチーズ盛り合わせ

さてお次はアウディのブース。ブース二階に設置されたコ洒落たバー・スペースは国際色豊かな面々が集うラウンジ風のつくり。バイキング形式によるドイツ料理(というよりドイツ料理にフレンチやらイタリアンやらをミックスした感じ!?)が次から次へと惜しげもなく提供されていきます。チーズに生ハム、ブレッツェル、鹿(?)のロースト、もちろんドイツビールなどが食べ放題!飲み放題! イタリアンの派手さとは違い、どこかアダルトで質実剛健な味付けが,30代半ば、脂っこいものがキツくなってきたワタクシには心地よい。

日本流の“侘びさび”

日産のブース

そして最後に日産のブース。 “KIHACHI”とガッチリとタッグを組み、“カナッペ”やら“トースト”やら“一口おこわ”などの創作軽食系(?)のメニューで、立食パーティのような雰囲気を演出。どれも美味ですが、ヨーロッパ流のもてなしを受けたあとでは、どこか物足りなさも感じたりします(無料でいただいているのにすんません、汗…)。ただ、これが日本流、「侘びさび」のホスピタリティでしょう。

そんなわけで、こうやって国際色豊かな各ブースを廻るだけでも、料理からお国柄まで体感できるのがモーターショーの楽しさ。クルマはもちろんだけどこういった側面も見逃せないんです。