ボルボのSUV一覧|全7車種の価格とサイズ、おすすめは?

ボルボには、現在7種類のSUVが存在します。
ここでは、各車種の価格やサイズ、特徴、おすすめ車種と購入のポイントを解説します。

※このページに記載の車両情報は2025年1月15日時点のガリバー「車カタログ」より引用しています。各内容は記事の加筆修正時の情報で、今後モデルチェンジなどの理由で変更される可能性があります。

ボルボのSUV全7車種一覧

2025年1月現在、ボルボには下記のように全7種類のSUVが存在します。

 

車種名
パワートレイン

新車時価格 サイズ(全長×全幅×全高)
XC40
(マイルドハイブリッド)
549万円~ 4440mm×1875mm×1655mm
XC60
(マイルドハイブリッド)
769万円~ 4710mm×1900mm×1660mm
XC90
(マイルドハイブリッド)
954万円~ 4950mm×1930-1960mm×1775mm
XC60
(PHEV)
1019万円 4710mm×1915mm×1660mm
XC90
(PHEV)
1264万円 4950mm×1960mm×1775mm
EX30
(電気自動車)
559万円 4235mm×1835mm×1550mm
EX40
(電気自動車)
679万円~ 4440mm×1875mm×1650mm

ボルボのSUVのサイズは大きく分けて30系・40系・60系・90系の4種類。数字の大きさに比例してボディが大きくなり、車両価格も高くなります。
XC90のみが7人乗りで、他は5人乗りです。

ボルボ車の特徴と魅力

以下のように、ボルボはデザインの美しさや実用性、さらには先進性も備えたメーカーとして有名です。

  • シンプルで機能的なスカンジナビアンデザイン
  • Googleと連携したインフォテイメントシステム
  • 先進技術も取り入れた高い安全性
  • 優れた環境性能

ボルボ車はシンプルで洗練されたデザインであり、無駄のない美しさが魅力です。
また、2021年9月以降は順次Googleと連携した新インフォテイメントシステムを導入。音声指示に迅速に反応し、Googleマップや他の様々なアプリも活用できます。
さらに、安全性能の高さや優れた環境性能もボルボが世界的に評価されている点です。

Q. ボルボ車は年収いくらで買える?

一般に、車の購入金額の目安は「年収の半分程度」とされています。

ボルボのSUVで最も安いモデル(2025年1月時点)はXC40とEX30で、それぞれ車両価格は550~560万円です。諸費用を含めた乗り出し価格は600万円程度と考えられるため、少なくとも年収1,200万円以上が望ましいでしょう。

ただし、中古であれば支払総額100~200万円台の車両も選べます。

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ボルボのマイルドハイブリッドSUV 3車種

ボルボのマイルドハイブリッド車は、48Vマイルドハイブリッドを採用。走りの滑らかさが特徴で、発進や加速がスムーズです。

①コンパクトで乗りやすい「XC40」

ボルボのSUVの例:XC40の車両画像

  • 新車時価格:549万円~629万円
  • サイズ:全長4440mm×全幅1875mm×全高1655mm
  • WLTC燃費:14.2~14.8km/L
  • グレード展開:Plus B3 / Plus B4(4WD) / Ultra B4(4WD)

XCシリーズで最もコンパクトなXC40。全長はカローラクロスに近い数値です。初めてボルボ車に乗る人なら、このXC40から挑戦してみると良いでしょう。

走行モードを選ぶことができ、標準のComfortモードはステアリングが軽いです。ブレーキの利きも滑らかで、誰でも楽に操作できます。悪路では多少凹凸を感じるものの、全体的にやさしい走り心地で快適です。

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②一番人気の王道「XC60」

ボルボのSUVの例:XC60の車両画像

  • 新車時価格:769万円~869万円
  • サイズ:全長4710mm×全幅1900mm×全高1660mm
  • WLTC燃費:12.2~12.6km/L
  • グレード展開:Plus B5 / Ultra B5(4WD)

ボルボのSUVで最も人気なのが、XC60です。全長はアウトランダーPHEVに近い数値、全幅はランドクルーザープラド以上の広さとなっています。国産のミドルサイズSUVと比べて、ボディサイズは大きめです。

走りは、その大きさに反してスムーズです。48Vのモーターがしっかり発進や加速を支えており、快適な走りを実現しています。XC40に比べて高級感があり、また家族での長距離移動やアウトドア利用にも向いています。

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③3列シート7人乗りの「XC90」

ボルボのSUVの例:XC90の車両画像

  • 新車時価格:954万円~1069万円
  • サイズ:4950mm×1930-1960mm×1775mm
  • WLTC燃費:11.4km/L
  • グレード展開: Plus B5 / Ultra B5(ともに4WD)

ボルボのSUVでは唯一7人乗りのXC90。全長と全幅はランドクルーザーと同等の大きさです。3列目は、子どもであれば長時間でも快適に過ごすことができます。また、2~3列目をほぼフルフラットにすることができ、車中泊にも向いています。

XC90は着座位置が非常に高く、前方の見晴らしが良いです。また、圧倒的な広さという点で高級感も味わえます。一方で、サイズが大きい分だけ運転の難度は上がります。

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ボルボのPHEVのSUV 2車種

PHEVは、一定距離を電力のみで走行でき、且つガソリンを使ったハイブリッド走行も可能な車です。ボルボのPHEVは、EV走行も非常にパワフル。また、ワンペダルドライブも可能で運転手の負担を軽減します。

④パワフル且つスムーズな「XC60」

  • 新車時価格:1019万円
  • サイズ:4710mm×1915mm×1660mm
  • 一充電航続距離(WLTC):81km
  • グレード展開:Ultra T6 (4WD)のみ

XC60のPHEVは、リヤに107kW/309Nmの強力なモーターを搭載。パワフル、且つスムーズに走行します。また、2023年モデル以降は81kmもEV走行ができるようになりました。日常範囲やちょっとした通勤なら、殆どガソリンを使わずに済むでしょう。

マイルドハイブリッド車の完成度も高いながら、PHEVモデルも決して負けてはいません。価格相当の快適性と先進性を備え、これといった弱点がないといえます。

⑤最上級サルーン「XC90」

  • 新車時価格:1264万円
  • サイズ:4950mm×1960mm×1775mm
  • 一充電航続距離(WLTC):73km
  • グレード展開:Ultra T8(4WD)のみ

ボルボで最も高価格な車両が、XC90のPHEVモデルです。バッテリーやモーターのスペックはXC60と変わりませんが、エンジンに関してはXC90の方がハイスペック。最高出力317馬力、最大トルク400Nmを誇ります。

EV走行で71km走れるため、日常範囲でガソリンを使うことは少ないでしょう。しかし、より長距離を走る機会が多い人であれば、XC90 PHEVならではの走行性能を堪能できます。

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電気自動車のSUV 2車種

電動化に意欲的なボルボ。現在、電気自動車のSUVとしてはEX30とEX40(旧名XC40 Recharge)の2種類が存在します。

⑥ボルボSUVで最小の「EX30」

  • 新車時価格:559万円
  • サイズ:全長4235mm×全幅1835mm×全高1550mm
  • 一充電航続距離(WLTC):560km
  • グレード展開:Ultra Single Motorのみ

EX30は、ボルボのSUVラインナップで最も小型のモデルです。ヤリスクロスなどに近い全長で、全幅もある程度抑えられています。また、全高は1550mmで移動式立体駐車場にも対応できる高さです。

価格は日産「アリア」(約659万円~)やスバル「ソルテラ」(627万円~)と比べて低価格です。経済的で実用的、さらにリサイクル素材を多く用いるなど環境にもやさしい一台として魅力的な選択肢でしょう。

⑦Rechargeから名称変更した「EX40」

  • 新車時価格:679万円~
  • サイズ:4440mm×1875mm×1650mm
  • 一充電航続距離(WLTC):560~590km
  • グレード展開: Plus Single Motor / Ultra Single Motor / Ultra Twin Motor

もとはXC40 Rechargeの名称だったEX40。EX30の発売に伴い、名称変更となりました。
サイズはXC40と変わりませんが、シングルモーターのモデルではモーターの搭載位置がフロント側からリヤ側に変更。運転の楽しさを味わえるようになっています。

パワフルでありながら、EX30と比べて穏やかな乗り味である点もEX40の魅力です。「ボルボらしさ」を色濃く感じられるのは、EX30よりEX40でしょう。

ボルボのSUVおすすめ車種と購入ポイント

ボルボのSUVは国産SUVより大きめなので「運転のしやすさ」を意識して選びましょう。
また、電動化を積極的に推し進めているメーカーだからこそ、パワートレインの選択や購入のタイミングを見極める必要があります。

おすすめは「XC40」か「XC60」

ボルボのSUVのおすすめは、XC40(EX40)またはXC60です。

初めてボルボ車を購入する人や、運転に自信がない人はXC40を選ぶと良いでしょう。EX40もボルボらしさを残しながらパワフルな一台に仕上がっているので、おすすめです。

ボルボならではの上質感や長距離での快適性を求める、或いは王道の人気モデルを選びたいのであれば、XC60をお勧めします。

電気自動車やPHEVは補助金の対象

電気自動車やPHEVは、国のCEV補助金の対象となっています。
新車購入時に限られますが、たとえば令和6年度CEV補助金の場合、EX30やEX40で35~45万円、XC60やXC90(PHEV)で28万円の補助金を受け取れます。

※参考:一般社団法人次世代自動車新興センター「銘柄ごとの補助金交付額 」

新車のハイブリッド車は早めに購入を

ボルボは、電動化に対して非常に意欲的なメーカーです。2030年までにラインナップを全て電気自動車にすることを目指しています。

今後、マイルドハイブリッド車は順次ラインナップが減っていくと予想されます。新車でマイルドハイブリッド車を購入したい場合は、早めに検討しましょう。

中古なら3年で約60~65%の価格に

ボルボのSUVの中古車在庫の画像

ボルボは新車時価格が決して安くありません。しかし、中古であれば、3年落ちでも60~65%程度の価格で購入できる車両が多いです。

特に、XC60とXC90は値下げ幅が大きい傾向があります。少しでも安く購入したい場合は、ぜひ中古車をチェックしてみてください。

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ライター紹介

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221616 編集部

世の中の自動車ニュースとは一味違う視点でスローニュースを発信。編集部員はクルマ初心者からクルマをこよなく愛するマニアまで幅広いメンバーで構成。全国のガリバーで売れている中古車や車のスタッフレポートなど、生の情報をお届け中。