愛車をいたわりながらキッチリ節約!! 正しい暖機運転を知ることが、正しい節約術なのである。
間違った暖機運転は”単なるガソリンの垂れ流し”だぁー!!
暖気運転はクルマにとって必要だが、クルマを停めたまま「ボボボボー」っとエンジンを掛けっぱなしに(=アイドリング)する必要はない。エンジンは長時間のアイドリングで確かに暖まり、金属だらけのエンジンにとって良い状況にはなるが、ミッションなどの駆動系は冷えたまま。これでは本当の暖気運転とは言えない。そんなことをしては無駄なガソリンを垂れ流していることになるし、近所迷惑にもなる。
“賢く正しい暖気運転”とは、エンジンを掛けて1分程度でスタート(いきなり走り出しても構わない)。そしてココからが肝心で、2〜3kmくらいはゆっくりと愛車の様子を伺うような気持ちで走ること(急アクセルや急ブレーキなど、“急”の付く動作は厳禁!!)。2〜3km走ればエンジンやデフ、ミッション、ブレーキ、はたまたタイヤまで十分に暖まり、良い状態になってくる。これこそが“本当の暖気運転”なのだ。
ただ、寒冷地の早朝といった明らかに気温が低すぎる場合は、水温計の針が確実に動き出すまではアイドリングした方がベターだろう。
”賢い暖機方法”は、年間で約1690円の節約となる!!
車種によって異なるが、一般的に「1分のアイドリングで約10ccのガソリンが消費される」と言われている。週に5日、5分間アイドリングすると、1年で消費されるガソリン量は約13リットル。1リットル130円なら1690円だ。賢い暖気運転方法を知っていれば、愛車をいたわりながら、無駄なガソリン代を減らして節約することができるのだ。