ランサーエボリューションワゴン
ランサーエボリューションワゴン

ランエボ自慢のACD(アクティブ・センター・ディファレンシャルシステム)はコーナーリング中の限界性能とコントロール性能を上昇させている。

ランサーエボリューションワゴン

6速MTを組み込むGTには最高出力280馬力をたたき出す4G63型MIVECインタークーラーターボが搭載されている。まさにエボIXと同じ心臓。

ランサーエボリューションワゴン

5速ATのGT-AにはMIVECナシの4G63型インタークーラーターボエンジンを搭載。最高出力は272馬力。ATに併せてセッティングがなされたエンジンは、わざわざターボタービンまでもMT車と異なるモノが選ばれているのである。

ランサーエボリューションワゴン

ランエボの魂ともいえるACD。この機構はランエボワゴンにも当然搭載されれる。MTもATも、もちろん標準装備である。

ランサーエボリューションワゴン

ランエボワゴンの足回りは鍛造アルミ製。ショックアブソーバーは、セダンと同じくビルシュタイン製である。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

ワゴンだからといって侮るな。最強ワゴンの名前はこのクルマ・・・か?

 アルテッツアとアルテッツアジータのときもそうだったのだが、ワゴンのほうがボディ剛性がしっかりと感じる。ワゴンになって、剛性ダウンしたと思われるのが悔しいのだろうか?これでもか的なしっかりとしたボディだ。
 エンジンはATが272馬力、MTが280馬力でどちらもパワー感は十分。ターボのセッティングが異なるので、MTのほうがターボの効き始めがしっかりとわかるタイプ。ターボが効くと、グンと前に押し出される感覚で、走りに対するスパイスの効かせ方が上手だという印象。
 試乗したシチュエーションがサーキットだったため、乗って楽しいと感じたのはMTモデル。走りのリズムがつかみやすく、舞うように走れるのだ。ATはマニュアル操作が可能なタイプ。マニュアルで使っているときは、シフト時のレスポンスもよく、レバー操作と同時にシフトがアップ&ダウンする。
 コーナリングの素性もいい。重量バランスがいいおかげで、セダンのGTよりもアンダーステアが抑えられていて、素直でアクティブなコーナリングが可能だ。

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代表グレード
GT
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4520mm×1770mm×1480mm
車両重量[kg]
1500kg
総排気量[cc]
1997cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
280ps(206kW)/6500rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
40.0kg-m(392N・m)/3000rpm
ミッション
6速MT
10・15モード燃焼[km/l]
10.0km
定員[人]
5人
税込価格[万円]
346.5万円
発売日
2005年9月7日
レポート
諸星陽一
写真
神田卓哉
取材協力
三菱自動車
スタイル インテリア 走り&メカニズム