ハッタリかませるなら、やっぱりベンツ!

メルセデス・ベンツ Cクラス

 高そうなクルマを安く買えることが、中古車の魅力ということは前回レポートしたが、輸入車の場合は、もっとオイシイ。

 一般の人は「輸入車=高いクルマ」、と思っているから1世代前の旧型を買ったって、大金をはたいているように思われる。例えばベンツCクラスなんかは、93年から販売されているので、初期型は100万円以下でゴロゴロ売っている。

 それでも腐ってもベンツ。「クルマはナニに乗っているの?」と聞かれれば、胸を張って「メルセデスさ」と答えることができる。実際に見せることがあったとしても、旧型は2000年まで販売されていたので、今でも200万円以上で売られているクルマも多く、新車のヴィッツより安く買っているとは思われないハズ。それにフツーの人はベンツ=高いと思い込んでいるから、実際に乗せても喜んでもらえることが多い。

 BMWも同じことが言えるが、新型は全車ガラっとイメージを変えてきているので、旧型のパンチ力はなくなってきている。少ない投資でハッタリをかませるのは、やはりベンツだ。

オシャレに見せたいなら値落ちの大きいプジョーやアルファがオススメ

プジョー307

 注意しなくてはならないのは、その他の輸入車。ボルボなんかは多少古くてもブランド力を発揮できるが、その他のメーカーは旧型が販売されていた時代はブランド力が弱かったので、買ってもあまり見栄は晴れないかもしれない。

 これらのメーカーなら、現行型の中古車がオススメ。プジョーやアルファロメオなんかは現行型の値落ち率が大きいから、プジョー307やアルファ156などは100万円台前半からと、意外に安く買うことができる。

 プジョーやアルファって新車の価格があまり知られていないし、ちょっとお洒落っぽいイメージがあるから、100万円台前半の出費で充分に見栄が張れるクルマが手に入るのはうれしい。でも当然、売るときには買叩かれるけど…。

 投資額は多少大きくはなるが、価格の割りにさらに見栄が張れるクルマが手に入るのが輸入車中古車の魅力だ。