ポルシェ 911 GT3 Cup
911 GT3 Cup

空力は約40%以上もアップしたいう。

911 GT3 Cup

400馬力ものパワーを発揮するフラット6エンジン。エンジンのフードは当然ながらカーボン製。

911 GT3 Cup

内装は一切無く、張り巡らされたロールゲージがスパルタン。重量はわずか1150kg超軽量。

911 GT3 Cup

もはやどの部分を見ても911の面影は無く、徹底的にレース仕様として仕上げられている。

3.6リッターで400馬力を発生するモンスター

 997ベースのレーシングモデル、GT3カップカーがポルシェ・ブースに展示されていた。2月のジュネーブ・ショーには姿を見せず、国際的な舞台に初めて登場したわけだが、これは2006年にPorsche Infineon Carrera Cupが開催されるのにあわせたデモンストレーションの一貫であり、上海や香港などで年間5戦行われることになっている。

 マシンは昨年までの996ベースのカップカーから、さらに性能が高められ、3.6Lのフラット6エンジンは400psの最高出力40.8kgmの最大トルクを発生。車重はたったの1150kgで272km/hの最高速をマークする。ブレーキはPCCBと呼ばれるセラミックタイプを標準化、フロントに380mmローター+6ポットアルミキャリパー、リヤに350mmローター+4ポットアルミキャリパーを備える。ギヤボックスはドグミッションタイプの6スピードシーケンシャルを採用。空力特性は先代と比べ40%も改善されているという。