コンセプトやエクステリアに変化がないのに比べ、インテリア回りの雰囲気は大きく変わっている。初代モデルではシンプルなデザインで低価格車らしいクォリティしかなかったが、今回の2代目モデルでは全体に品質感を向上させている。新素材を採用したダッシュボードやドアトリム、クロームをあしらったスイッチ類とメーターパネルなどが見栄えを良くしているし、上級グレードに採用されたローズウッドのパネルはメルセデス・ベンツの乗用車らしい雰囲気を演出している。
居住空間の拡大も大きなポイントだ。ボディサイズの拡大によって後席に座っても頭上や足元に余裕が生まれている。床面が高いため、引き続き乗降性にはやや難があるが、乗り込んでしまえば不満は感じない。
ラゲッジスペースは2段調整が可能なボードを備えるほか、後席のシートが1:2分割可倒式になっていて広くてフラットなスペースを作れるので、使い勝手の良いラゲッジスペースになった。
装備に関しては、エレガンス系にクライメートコントロール(オートエアコン)やオートライト、本革巻きステアリングホイールなどが標準で、6スピーカーオーディオやチルト&テレスコピックステアリングなどは全車に標準。安全装備のブレーキアシスト付きABSやESP、6エアバッグなども全車に標準で装備されている。