BMWの量販車種だけあり、スタイリングは冒険せずに意外とオーソドックス。

エッジを巧みに使ったデザインのせいか、全幅が1815ミリもあるようには見えない。

フロント225/40R18、リヤ255/35R18のオプションとなるアルミホイール。ランフラットタイヤを履く。

330iの標準装着タイヤ&ホイール。サイズはフロント&リヤとも225/45R17。

320のライトはハロゲン。キセノンはオプション。330はキセノンが標準で、人気の別名イカリングも標準となる。

意外とオーソドックスなリヤコンビネーションランプ。

320の標準ホイール。サイズは205/55R16でランフラットタイヤが装着される。

320のスタイリング。上から見るとなかなかワイドなプロポーション。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

デザインは、少しフツーになった?!

 BMWの製品群の中核を成す主力モデルが3シリーズ。2002を受け継ぐスポーツセダンとして登場した初代モデルは1975年にデビューし、今回のモデルが5代目に当たる。日本でもBMW車の販売台数の6割ほどを占め、多い年にはスポーツモデルのM3を含めるとVWゴルフに匹敵する販売台数を記録しているから、輸入車で一番人気のクルマと言っても良い。

 今回のモデルはあらゆる面で従来のモデルを凌駕するクルマとして開発され、ひと回り大きなボディ、エレガントなデザイン、性能を向上させたエンジン、充実した装備や安全性などを備えている。

 外観デザインはスポーティさとすっきりした感じのエレガントさが表現されている。最近のBMW車はアクの強いデザインを採用したものが多かったが、BMWの主力モデルとなる3シリーズだけに、より幅広いユーザーに受け入れられるデザインを目指したようだ。

 キャラクターラインのエッジを際立たせたボディサイドのデザインなどは、いかにもボリューム感のある彫刻的な表現がなされている。ボディサイズは全幅が1815mmに達するなど全体に拡大されたが、引き締まったデザインが大きさを感じさせない。

BMW新型3シリーズクーペ 関連記事をチェック!

【9/21日本仕様発表・BMW 新型3シリーズ クーペ特集】駆け抜ける歓びをいち早くお届け!

【特集】 (2006.09.21)

いよいよ日本仕様が発表されたBMW新型3シリーズクーペ。これまで発表された数々の情報も含め、新型3シリーズクーペの詳細をお届けする! >> 記事全文を読む


新車見積もりはこちら
代表グレード
330i
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,525×1,815×1,440
車両重量[kg]
1,550
総排気量[cc]
2,996
最高出力[ps(kw)/rpm]
258(190)/6,600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
30.6(300)/2,500〜4,000
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
9.3
定員[人]
税込価格[万円]
625.0
発売日
2005年4月13日
レポート
松下 宏
写真
和田清志
スタイル インテリア 走り&メカニズム