内外装だけでなく、燃費の向上もなされたランクル100
トヨタは、ランドクルーザー“100”シリーズのワゴン(VX、VXリミテッド、シグナス)ならびに、バン(VXリミテッド)をマイナーチェンジし、全国のトヨタ店を通じて4月20日より発売を開始しました。
ランドクルーザー“100”が登場したのは、98年1月。その後5年を経て、03年8月に、5段ATやギア比可変ステアリングシステムが採用される等の初のマイナーチェンジが行われ、今回、2度目のマイナーチェンジとして、内外装や装備の変更と燃費の向上がなされました。
このマイナーチェンジで最も大きな変更点をあげるとしたら、それは外観です。ワイドで存在感のあるデザインとしたヘッドランプ(除くシグナス)、デザイン変更を施したフロントグリル、リヤコンビネーションランプ、アルミホイールにより、「VX」「VXリミテッド」は力強さを、「シグナス」は高級感を一層高めたスタイルになっています。さらに、ヘッドランプには、対向車への眩惑を少なくする光軸調整用ヘッドランプレべリング機構(マニュアル式)が採用されたほか、リヤコンビネーションランプのテール・ストップランプには省電力に寄与するLEDが採用されました。また、ボディカラーにホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリックなど明るく艶のある色が追加されています。
このほか、V8ガソリンエンジンの燃費を向上するなど、細かな改良がなされている新しいランクル。価格は、ワゴンが、403.2万円から583.8万円。バンは、443.1万円から493.5万円です。
今回同時に、専用リアデフレクターや専用アルミホイールで装飾された特別仕様車として、VXリミテッド“ツーリングエディション”、VXリミテッド“Gセレクション・ツーリングエディション”ならびにシグナス“インテリアセレクション”も設定されました。
世界一有名なトヨタ車といわれているランドクルーザー100。その存在感は今回のマイナーチェンジでよりいっそう際だったものになったことは間違いないでしょう。