日産 ザルート
ザルート

超マッチョなイメージのボディデザイン。ちょっとワルっぽいルックスは、日本人好みかも。

ザルート

とにかくドアそのものが大きいので、ガルウイングであっても乗り降りは優秀。

大胆不敵なデザイン。だが、実用的。

 ザルートは、本格的なオフロード性能を追求しながら、近未来的なスポーツスタイリングを組み合わせコンセプトカーだ。道(The Route)とルーツ(The Root)の造語から付けられたネーミング。

 その名のとおり、探検や自分の道を切り開くSUVのオリジナルイメージを表現したもので、例えばスキーやスノーボード、マウンテンバイクが好きな活発なライフスタイルを持ったユーザーがそのターゲット。前後ともにショートオーバーハングを実現し、実用的な走行性能を向上させながら、ガルウイングタイプのドアを採用することで、アバンギャルドでスポーティなイメージを演出。Aピラーがパッセンジャーコンパートメント後部まで及び(Bピラーがない!)、ドア自体が大きいため、キャビンへのアクセスが容易で、乗降用のステップが自動的に出てくるのも見逃せないポイント。

 実用的をさらに高めながら、いい意味でSUVの凝り固まった概念をブレークスルーするモデルである。