フォード SAVコンセプト
SAVコンセプト

コンセプトカーとは思えないほど、完成度の高いデザインを見せるフォードSAVコンセプト。ブリっと出たフェンダーがスポーティ。

SAVコンセプト

ガングリップ型のシフトノブが、スポーティな走りを意識させる。

よりフレキシブルに使える新しいファミリーカーのカタチ

 ヨーロッパ・フォードは、ファミリーカー市場内でユーザーの活発なライフスタイルに対応するプロフィールを持った新型車の発売を目論んでいるようだ。あくまでショーではあるが、そのコンセプトモデルがSAV(スポーツ・アクティビティビークル)である。ギャラクシーとモンデオの間のポジショニングで構想が描かれ、2-2-1の変形3列シート5人乗りという斬新なレイアウトを提案。これは将来のファミリーカーの多様性と可能性を探求した結果であり、ドライバーが3席の後席シートを電動操作ができ、乗員と荷室スペースをフレキシブルに変更できる。

 C-MAX(昨年のフランクフルト・ショーで発表された)で見られた革新的なモノスペース効率を進化させたものといえよう。高解像度ディスプレイパネル内の各種メーター針、シート、シフトまわり、ブレーキキャリパーなどは、オレンジで統一され、スポーティなイメージを強調すカラーとして使われている。