エンジンはMIVECタイプとなりさらにパワフルに。RS、GTのタービンは、コンプレッサーホイールの材質をマグネシウム合金製として、過給レスポンスを大幅に向上。

GT&GSRには、ビルシュタインの単筒ショックが装備される。

ブレーキはエボ8のMRと同じモノを使用。スポーツABS(RSを除く)も装備されている。

より高いコーナーリング性能を見せつけたエボ9。MIVEC化されたエンジンのパフォーマンスアップとの相乗効果で、まさに激速!

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エンジンをMIVEC化、タービンの一部をマグネシウム合金製を採用し、さらにパワフル&レスポンスUP!

 新たに「MIVEC」(吸気バルブの開閉タイミングをエンジン回転数や負荷に応じて最適にコントロールする連続可変バルブタイミング機構)採用して、落ち込みの少なく、そして伸びやかな出力特性を実現させた。ターボチャージャーにおいてはWRCの技術やノウハウを注ぎ込み低回転域にトルクバンドを広げると同時に全域でのレスポンスも向上させている。実際走行していてもエボ?よりも低、中回転でのトルクは明らかに増え、レスポンスも向上して、より力強くなったのはすぐに分かるほどだった。
 
 サスペンションにおいてはビルシュタイン製のダンパーが標準装備でエボ?MRよりもリアのスプリングを若干硬めに変更し車高もわずかに下げる事によってリアのスタビリティを向上させ、スーパーAYCの効果をより有効に引き出して旋回性能を向上させている。この効果の違いは大きく、コーナーリング時の車の姿勢、安定性は確実に進歩していた。エボ?と乗り比べるとリアの挙動の違いは大きく、自分で操る楽しさはエボ?の方があるが、エボ?はリアの接地感が増えてコーナーリングスピードが自然に高くなっている。でも安定していてドライバーに安心感が生まれてくるようなフィーリングなのだ。
 
 今回のエボリューション?も確実に進歩しているがこれから先どこまで進歩し続けるのか楽しみである。

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代表グレード
GT
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4490×1770×1450
車両重量[kg]
1390
総排気量[cc]
1.997
最高出力[ps(kw)/rpm]
280(206)/6500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
41.5(407)/3000
ミッション
5MT
10・15モード燃焼[km/l]
9.9
定員[人]
5
税込価格[万円]
331.8
発売日
2005年3月2日
レポート
菊地 靖/オートアクセル
写真
オートアクセル
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