このモデルから、コンペティションモデルのRSとRSに快適装備などをプラスしたGT、よりストリートを意識した豪華使用モデルGSRの3グレード体制となった。

リヤビューでは、ボトム部をディフューザー形状としたリヤバンパーが採用された。

水平翼を中空化して重心高の低減を狙ったリヤスポイラー。

レーシングドライバーの菊地靖選手が、サーキットでエボ9を試す。

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より軽量化が進んだボディパーツ類

 92年に始めて登場したエボリューションシリーズの第9作目、ランサーエボリューション?がいよいよ発売になった。登場するたびに確実に進化しているエボシリーズだが今回の?ではどのように進化したか早速インプレッションしてみる。
 
 パっと見た感じでは大きく変更がされていないだろうと感じてしまうエクステリアは、空力、冷却系に重点を置き、よりスポーツドライビングが楽しめるマシンになった。まずフロントバンパーはグリルの開口面積を広げ、バンパー下部の不要な箇所を塞ぎ空気抵抗を減らすと共に、インタークーラーのパイピングを冷却するために丸いダクトが追加された。リアバンパーは下部がGTカーを彷彿させるディフューザー形状になりボディ下面を流れる空気を抑制し効率よく排出させる。

 リアウィングに関してもカーボン製の水平翼を中空化して軽量化するなど少しでも軽くするという努力が施されている。GSRとGTに標準装備されるENKEI製のアルミホイールも従来品よりも1本あたり0,15kgの軽量化を実現している。

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代表グレード
GT
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4490×1770×1450
車両重量[kg]
1390
総排気量[cc]
1.997
最高出力[ps(kw)/rpm]
280(206)/6500
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
41.5(407)/3000
ミッション
5MT
10・15モード燃焼[km/l]
9.9
定員[人]
5
税込価格[万円]
331.8
発売日
2005年3月2日
レポート
菊地 靖/オートアクセル
写真
オートアクセル
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