スズキでは従来からカルタスやスイフトなどの小型登録車を設定してきたが、多くは軽自動車用のプラットホームを改良して使うなど、本格的な小型車とはいえない面があり、その分だけ魅力に乏しいところがあったのも事実。そんな状況の中で、スズキが本格的な小型車作りに取り組んだのが新しいスイフトであり、専用のプラットホームを開発するとともに、足回りのチューニングではヨーロッパでの走り込みを重ねるなど、これまでのスズキ車とは異なる開発手法が用いられている。そうした努力に見合うだけの確かなクルマに仕上でられた。
5ドアハッチバックのボディは、塊感を表現した外観デザインが採用され、独特の存在感を示している。過去のモーターショーにはオープンボディのコンセプトSやコンセプトS2が出品されていたが、市販車には取り敢えずオープンボディの設定はない。今後の設定が期待されるところである。