スズキの軽自動車で、誕生からおよそ25年にもなるクルマ、それがアルト。手頃な価格で常に「買える」クルマとして認知されてきた。
そのアルトがフルモデルチェンジして登場。これまでのモデルとはテイストを完全に変えて、斬新なデザインで登場した。
軽自動車は、エンジンが最高で660ccといった各種の制約があり、その対価として税金の優遇措置などがとられている。したがって、なかなかそのジャンルの中では個性を出しにくいのだが、新型アルトは外観デザインをまるでコンセプトカーのようにして登場した。
特に、ホイールアーチの周辺は、前後輪にそれぞれ太いロール状のデザインを用い、躍動感あるスタイルとしている。
そしてフロントのヘッドランプまわりから運転席までの曲面が近未来のクルマを思わせるデザインに仕上げられている。
こうした斬新なデザインは、軽自動車というワクで作られたクルマの中でも「アルトを選ぶ」動機付けになる部分と言える。