インテリア回りのデザインは、スポーティさと高い品質感、革新性などがみごとに融合したものとされている。全体にスポーティなイメージを与えるのは、インストセンターの部分がドライバー側に向けてやや傾けたドライバーオリエンテッドのデザインが採用されているためで、メルセデス・ベンツよりBMWに近いスポーティさが表現された。
グレードに応じてウッドパネルやアルミパネル、あるいは本革シートなどの高品質素材が採用され、全体的なクオリティの高さを表現している。落ち着いた感じの高級感が演出されているのはアウディらしい。
センターコンソールの部分にはマルチメディアインターフェイス(MMI)と呼ぶコントロールスイッチが設けられており、これによってエアコンやオーディオ、集中カーナビ、ハンズフリー自動車電話などをコントロールする仕組み。その操作系は人間の感覚にマッチしたもので、間違いの少ない確実な操作を保証する設計がなされている。
上級セダンらしく快適装備の充実度は極めて高く、6エアバッグやESPに代表される安全装備も充実している。