↑メルセデスベンツのエンジンは、直列6気筒からV6にスイッチしてきた。軽量化を実現するための設計だ。

↑追い越し加速もスムーズなV6エンジンを搭載。ATとのマッチングも良く、ストレスのない走りが味わえる。

↑街中から高速走行まで安定してこなす足回り。アルミホイールも力強いデザインだ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

高いボディー剛性で比類なき直進安定性を誇る

 先代モデルが登場した時は、丸型4灯のヘッドライトが特徴的で、トヨタアリストなどにも影響を与えたと言われている。
 そのEクラスも新型となり、全体的に洗練度を増して登場した。
 特に、先代モデルでは衝突時に他車に与える衝撃を和らげるためのコンパチビリティを向上させるべく、ボディーのフロント部分を設計していたために、これが走りの剛性感に影響を与えていたと言われている。
 しかし、新型になり、車体設計技術がさらに進化したことで、この剛性感も非常に高いレベルで確保され、なおかつ衝突安全性も飛躍的に高められているという。
 こうしたボディーの造り込みが功を奏して、全域でしっかりした走りが味わえるのが新型Eクラスの魅力だろう。
 残念なのは、後席が狭くなってしまったことで、先代モデルはファミリーにも使えるクルマだったが、新型は一層パーソナル感を高めたモデルになったと言える。
 走りのパフォーマンスは高いので、E320でもカーブを攻め込むような走りをしても、クルマは十分に応えてくれるのが頼もしい。
 ブレ−キング、ハンドリング、パワー、どれをとっても一級品の仕上がりがE320の魅力と言える。

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代表グレード
E240
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4820×1820×1450
車両重量[kg]
1650
総排気量[cc]
2597
最高出力[ps(kw)/rpm]
177(130)/5700
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
24.5(240)/4500
ミッション
5AT
10・15モード燃焼[km/l]
8.7
定員[人]
5
税込価格[万円]
636.3
発売日
2002年6月
レポート
オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
スタイル インテリア 走り&メカニズム