センタークラスターパネル、助手席オーナメント、コンソールアッパーなど、本木目パネルを採用。ステアリングも本木目ステアリングを採用し、コーディネイトされている。

ゆったりとした座面で、ロングドライブでも疲れることのないシート。インテリアカラーは写真のアイボリーとシックな雰囲気のブラックの2色を用意している。

ロングホイールベースにより、膝まわりや足元にゆったりとしたスペースを確保。センターの肘掛部分には、エアコンやリクライニングなどの調整スイッチが付いている。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

品質感の高い内装が魅力

インテリア回りのデザインは、広さと快適性、そして品質感の高さが特徴。木目と本革をコンビネーションさせたステアリングホイールや、大きな木目パネルなどが高い品質感を表現している。木目パネルの色も何種類か用意されるほか、本革シートがオプションで設定されている。
シートはサイズも大きくてゆったりと包み込むような形状。適度な固さで座り心地は悪くない。大きな液晶画面を使ってカーナビは見やすいし、各種操作系のスイッチ類は、リーチにしても操作の節度感にしても良く磨かれている。カーナビなどのスイッチ類は集約化が進められ、インパネ回りのデザインや操作系もすっきりしたものになった。
快適装備の充実度も高い。G-BOOK対応のDVDカーナビが全車に標準で装備されるほか、スマートキーシステム、ヘッドアップディスプレー、自発光式メーター(オプティトロンメーター)、インテリジェントAFSなども標準で装備となる。快適性が高くて気持ち良く乗れるクルマである。
ただ、運転席回りが大きくグレードアップされたのに比べ、後席の空間や仕様などはクラウンのロイヤル系と基本的に変わらない。マジェスタではオーナーが後席に乗るケースもあるだけに、もう一段のグレードアップがなされてもよかったかもしれない。

代表グレード
4.3Cタイプ
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4950×1795×1465
車両重量[kg]
1690
総排気量[cc]
4292
最高出力[ps(kw)/rpm]
280(206)/5600
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
43.8(430)/3400
ミッション
6AT
10・15モード燃焼[km/l]
9.1
定員[人]
5
税込価格[万円]
609
発売日
2004年7月
レポート
自動車評論家:松下宏/オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
スタイル インテリア 走り&メカニズム