マジェスタはトヨタブランドの最上級に位置するフラッグシップカーだ。セルシオやアリストは来年から立ち上がるレクサス店に移行するため、純粋なトヨタブランドとしてはマジェスタが最上級に位置する。そのためもあってから、フロントグリルからはクラウンの象徴ともいえる王冠のエンブレムがなくなり、トヨタマークのエンブレムが装着されることになった。
搭載エンジンはV型8気筒の4.3L。これまではセルシオが4.3Lに排気量アップされていたのに、マジェスタは4Lのままで来ていたから、この点でもセルシオと互角に争うクルマになった。これに電子制御6速ATが組み合わされ、静かでスムーズな走りを実現する。
充実した快適装備や安全装備が用意されるなど、ほかのクルマにはない充実した仕様が用意されるのがマジェスタの特徴。クラウンにはなかった最新の安全装備がいろいろと採用されている。
マジェスタの基本プラットホームはクラウンと同じもので、2850mmのホイールベースも同じ。堂々たる押し出しのデザインとしたこともあって、ボディサイズはクラウンに比べるとひと回り大きくなっているが、ほぼ同じくらいのサイズと思っていい。
フロント回りのデザインは、前述のエンブレムの違いがあるほか、グリル回りのデザインが彫りの深い立体的な造形になっていて、トヨタの最上級車らしい風格を表している。ライトの形状なども少し違うので、マジェスタとクラウンの違いははっきりしている。