ピラーのダメージ｜中古車のガリバー

重要部位のダメージ検査方法・ピラー

更新日：2024/12/25

ピラーダメージは、車輌姿勢に狂いを生じさせ、ドアの立て付けが狂う等の視覚的影響と、雨漏りやキシミ音と言った致命的な不具合も生じさせます。アウターピラーを除く各ピラーは、外板パネルの内側に位置していますので、ピラーのダメージを摘出するためには外板パネルのダメージを摘出することが重要であると言えます。

ロックピラーについてはクォーターパネルと別部分の場合にのみピラーとしての取り扱いをします。

< チェック項目 >

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横方向からドアが強く衝撃を受けた時にドアヒンジごとドアが押されることがあります。また開いているドアが、風で煽られた場合等にヒンジ取り付け部ごとピラーが曲がることがあります。ピラーの曲がりは、ヒンジ部のシーラントの割れ、ピラーの塗装割れや錆によって発見することができます。

横方向から強い衝撃をドアが受けた際に、ピラーも押されることがあります。ピラーは複雑な形状でできており、人為的なヘコミは分りにくいことがありますが、錆や塗装割れによって確認することができます。このような場合は、ドア交換を伴うことが殆どですので注意します。

ピラーの補修歴は、外板パネルのダメージからヒントを得ます。塗装状態が新車でも雑なうえ、パテ目やホコリが見受けられることがあるため、再塗装の判断は慎重に行なう必要があります。外板パネルのダメージを摘出することができても、ピラーのダメージを見落とすことのないようにします。

< チェック項目 >

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塗装肌は新車であっても、部分的にユズ肌状になっていたり、左右のピラーで異なっていることがあります。再塗装跡は、塗装面を触るとザラ付きがあったり、極端な塗装ボケが見受けられます。これらと併せて、左右のピラーで非対称なパテ目が出ていれば板金塗装跡の可能性が高くなります。

マスキング跡の確認は、インナーとアウターの接合部が確認しやすいです。この部分は、ウェザーストリップを外して確認をします。また、ピラーにタイヤ空気圧や色番号を示すシールが貼ってある車種では、このシールにマスキング跡が残っていることがありますので注意します。

ピラーに修正機を噛む場所は、インナーとアウターの接合部になります。ピラーそのものが修正されていない場合にも、修正機を噛ませることがありますので、ドア等のダメージから、衝撃の大きさを予想し確認をします。

ピラーの修正が見受けられる場合には、ルーフの修正にも注意します。特にピラー付け根に歪みが出ることが多く、ルーフの修正が行われていることがあります。

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クルマ選びは「修復歴」も必ずチェックしましょう。修復歴のあるクルマは走行機能に影響がある場合もあります。ガリバーでは、入庫時に徹底的な検査を行っているので、お気軽に店舗スタッフにおたずねください。