フレーム修正機の役割
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車体の大きな衝撃を受け、車体の寸法に狂いを生じたり、骨格部に衝撃が伝わり損傷を受けた場合には、通常の板金方法とは違った修理方法を用います。基本的には、衝撃を最初に受けた場所を特定し、その力がどのように伝わったかを判断し、変形個所全てを把握します。その後に、フレーム修正機を使って引き作業を行ないます。
これらの作業は、フレーム修正と呼ばれ「固定」「引き作業」「計測」の3つの作業を繰り返すことによりボディの狂いを修正します。
修復の基本は、「入力を受けた方向と反対に、入力と同等の力で引く」ことになります。引き作業は「油圧」を利用したジャッキを使い強い力で「引き作業」を行ないますので、車体を固定しなければ車体が引っ張られるだけで引き作業は不可能になります。このため車体をしっかりと固定できる機能が付き、正確な寸法を出すために、「計測作業」が行なえることが最低条件となっています。
フレーム修正機の機能
- 強い力を得るための油圧式ポンプ、ラムを使用している。
- 車輌の固定が可能である。
- 同時に他方向へ引くことが可能である。
- 計測器を設置することができる。
- 強い力を得るための油圧式ポンプ、ラムを使用している。
- 車輌の固定が可能である。
- 同時に他方向へ引くことが可能である。
- 計測器を設置することができる。
車体の固定は、ステップのフランジ部を利用することが多く、1個所のみの固定ではかかる力が大きすぎるため、2個所または4個所に固定用クランプをかませます。
このためステップにクランプ跡がある車輌には、他の部位に必ずクランプ跡が有ると考えられます。
各部位に残った修正機跡
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