選び方のポイント付き!軽自動車にピッタリのチャイルドシート5選

選び方のポイント付き!軽自動車にピッタリのチャイルドシート5選

軽自動車用チャイルドシート選びのポイント

チャイルドシートというと「対象年齢」や「取り付け方式」別に紹介されることが多いです。しかし軽自動車で使うことを考えると、以下の5つのポイントを押さえたチャイルドシートを選ぶ必要があります。

  • サイズ・重さ
  • 対象年齢
  • 取り付け方式
  • 安全基準
  • 使い勝手

まずは、この5つのポイントで「何を見ればよいのか」を確認していきましょう。

ポイント① サイズ・重さ

軽自動車の室内、特にクルマの幅と長さは通常のクルマよりも小さいです。

そのため、大きめのチャイルドシートだと隣の席を圧迫してしまったり、リクライニングが使えなかったりします。そんなことにならないよう、サイズや重さに関しては以下を目安にしましょう。

  • 幅は43cm前後に抑えられているか
  • 子どもが大きくなっても、頭上が狭くないか
  • 後ろ向き使用時でも、リクライニングがしっかり倒せるか
  • 持ち運びがしやすい重さか(※5kg程度が運びやすい目安)

特に見落としがちなのが、後ろ向き使用時のリクライニングです。思っている以上に場所をとるため、可能であればサンプル品をクルマに設置してみましょう。また同じ車種に乗っている人の口コミをインターネットで探すという手もあります。

ポイント② 安全基準

子どもの命を預けるものだからこそ、こだわりたいのが安全基準。

最初に確認したいのが、国土交通省が認証している「Eマーク」(=欧州安全基準合格を示す「ECE-R44」または「ECE-R129」)を取得しているものを選ぶと良いでしょう。インターネットで売っている安価なチャイルドシートの中には、安全性が担保されていないものもあるので、注意してください。

さらに安全性を重視するならドイツの「ADACテスト」や国内のチャイルドシートアセスメントによる評価結果も確認してみると良いでしょう。

ポイント③ 取り付け方式

ポイント③ 取り付け方式

チャイルドシートの取り付けには、「3点式シートベルト」と「ISO-FIX」の2つがあります。

  • 3点式シートベルト:どんなクルマでの使用可能、正しい固定方法を実践できていない人もいる
  • ISO-FIX:座席に金具を差し込むだけで簡単に設置可能、20127月より前に発売されたクルマには使えない場合も

まずは「自分のクルマはISO-FIXに対応しているのか」を確認するところから始めましょう。3点シートベルト固定を使う場合には、説明書やマニュアルで正しい使い方を確認してください。

また「色んなクルマで使いたい」という場合には、ISO-FIXにも3点式シートベルト固定にも対応しているものを選ぶと良いでしょう。

ポイント④ 対象年齢

チャイルドシートには対象年齢があります。大きく分けて以下の3つの時期に区別されており、1つの時期にしか対応していないものもあれば、全ての時期に対応できるものもあります。

  • ベビーシート(新生児~1歳ごろ)
  • チャイルドシート(14歳ごろ)
  • ジュニアシート(411歳ごろ)

1台でいくつもの時期が兼ねられれば便利ですが、使用期間が短いということは、その時期の子どもに合わせた作りになっているということでもあります。

兄弟姉妹がいるのなら使いまわすこともできますので、使用したい時期や頻度を考えて対象年齢に合ったものを選びましょう。

よくある質問 新生児用にベッド型は必要?

よくある質問 新生児用にベッド型は必要?

ベビーシートには、子どもを座らせる「イス型」と、子どもを寝かせる「ベッド型」があります。首がすわるまでの時期はベッド型にすべきですが、期間にすると3か月程度なので「この時期は外出しない」という人も多いもの。

ベビーシートの中にはベッド型にもイス型にもなるものもあるので、そういった商品を選ぶのも一つの選択肢です。

ポイント⑤ 使い勝手

どうせ使うなら、親にとっても使い勝手が良いとありがたいもの。以下のようなポイントを押さえていると、日々のちょっとした手間やストレスを減らしてくれます。

  • 子どもを起こさずにリクライニングできる
  • 回転式で乗り降りさせやすい
  • ウォッシャブルで汚したときにも安心
  • 通気性が良く、汚れにくい

いくつかの候補で迷ったら、使い勝手の差で選ぶと良いでしょう。

おすすめのチャイルドシート5

これまでご紹介した5つのポイントを元に、Noricoが厳選した軽自動車におすすめのチャイルドシートをご紹介します。

どんな状況でも使えるレッタス

LETTAS チャイルドシート 回転式 新生児~12歳頃(0~36kg) ISOFIX対応 シートベルト固定 一年保証 ブラック
メーカー レッタス
価格 16,404円~(※記事公開時)
サイズ 幅45.0×奥行50.0×高さ66.0cm
重量 11kg
対象年齢 新生児〜12歳頃
取り付け方式 ISOFIX、3点式シートベルト

新生児から12歳頃まで使えて、また取り付け方式もISOFIXにも3点式シートベルトにも対応しているチャイルドシート。

やや重たいのがデメリットですが、子どもの年齢や車種を問わず使えるため「あまり利用機会はないけれど、とりあえず1つは必要」という人にお勧めです。

回転式、側面からの衝撃保護システム搭載、高さの調整可能、4段階リクライニングなど使い勝手も上々。有名メーカーではありませんが、安全基準(ECE-R44)を満たしており、レビューでも高く評価されています。

コンパクトなのに7歳まで使えるリーマン「カイナS」

リーマン チャイルドシート 0歳から7歳 カイナS (ネイビー)
メーカー リーマン
価格 13,327円~(※記事公開時)
サイズ 幅41.2×奥行50.7×高さ617.cm
重量 5.3kg
対象年齢 新生児〜7歳頃
取り付け方式 3点式シートベルト

幅が約42センチと、隣に座る人にも嬉しいサイズ感の「カイナS」。

3点式シートベルトでしか取り付けできない点がマイナスではあるものの、ISO-FIXを使わない人には非常に使いやすい一台です。

メッシュ素材で通気性も良く、高さの調整もできます。また国交省の安全基準であるEマークの取得に加えて、チャイルドシートアセスメントでは乳児モードと幼児モードの双方で「優」を取得しているので安心です。

ベッド型にもなる「ディアターンプラスISOFIX AB」

アップリカ ISOFIX固定 ISOFIX 回転式ベッド型 ディアターンプラスISOFIX AB 新生児から使える ネイビー 0か月~ (1年保証) 2107741
メーカー アップリカ
価格 38,848円~(※記事公開時)
サイズ 幅44.0~75.0×奥行62.5~75.5×高さ53.5~67.0cm
重量 14.8kg
対象年齢 新生児〜4歳頃
取り付け方式 ISO-FIX

ベビーカーやチャイルドシートメーカーとしてに定評のあるアップリカ。そのアップリカが作った、ベッド型にもなるチャイルドシートなので安全性に間違いはありません。

対象年齢は4歳頃までと限られていますが、ベッド型にもイス型にもなるので、首が座らない新生児を寝かせることも可能。回転式なので子どもを乗せ降ろしも楽で、「首が座らないけれどクルマに乗せたい」という場合に便利です。

ただしベッド式にした時には横幅が75センチになるので、軽自動車の後部座席に2人座るのは難しくなるでしょう。

(※3点式シートベルトで固定するディアターンプラスABもあります)

低価格でデザイン性も高いジョイ―「チルト」

ジョイー Joie チャイルドシート 04 チルト ブラウン
メーカー ジョイ―
価格 9,964円~(※記事公開時)
サイズ 幅43.0×奥行50.0~70.0×高さ49.0~62.0cm
重量 6.1kg
対象年齢 新生児〜4歳頃
取り付け方式 3点式シートベルト

イギリス生まれのブランド「ジョイ―」のチャイルドシートは、手頃な価格とかわいいデザインが魅力。コンパクトで軽いので「シンプルで軽いものを一台」と思っている人にピッタリです。

シンプルとはいえ安全性基準(ECE R44)を満たしており、さらに側面衝突試験にも合格しており、安全性に問題はなし。また高さも3段階調節、リクライニングも可能で子供の座り心地もバッチリです。

信頼のコンビ社製「ウィゴーロング サイドプロテクション」

コンビ Combi チャイルドシート ウィゴー ロング サイドプロテクション エッグショック HH ネイビー (新生児~7才頃まで対象)
メーカー コンビ
価格 31,800 円~(※記事公開時)
サイズ 幅48.0×奥行62.1~76.1×高さ53.7~63.5cm
重量 5.6kg
対象年齢 新生児〜7歳頃
取り付け方式 3点式シートベルト

アップリカと並び、ベビーカーやチャイルドシートの代表的メーカーであるコンビのチャイルドシート。卵を落としても割れないという「エッグショック」という衝撃吸収素材を使い、子どもの安全を守ってくれます。

幅が48センチと軽自動車に載せるにはぎりぎりのサイズですが、軽量なので持ち運びがしやすく、また丸洗いができるので子どもが汚してしまった時にも清潔に保つことができます。取り付けが難しいというレビューもあるので、使用時には念入りに確認しミスユースを防ぐようにしましょう。

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!