「子どもの嘔吐・お漏らし・お菓子の残骸」車を汚したときの対処方法5パターン

「子どもの嘔吐・お漏らし・お菓子の残骸」車を汚したときの対処方法5パターン

今回は子どもが車内を汚したときのお役立ち情報をお届けします!
子どもがいると、どうしてもクルマも汚れがちですよね。

悩みの種として多いのが

  • 子どもが吐いた
  • 子どもがお漏らしをした
  • 子どもがジュースをこぼした
  • お菓子のごみや食べかすが散乱している
  • 泥だらけの靴でシートが汚れた

というシーンです。
ほかのママたちはどんな対処方法をしているのでしょうか?ママたちの体験談と共に、お掃除方法も紹介します。

子どもが車内で嘔吐したときの掃除・対処方法

子どもが車内で嘔吐したときの掃除

【基本の掃除方法】
臭いで自分も気持ち悪くならないように、また感染予防のためにもマスクをし、使い捨てのビニール手袋をするといいです。

 

(1)捨ててよい雑巾やティッシュなどで嘔吐したものを取り除く
ティッシュやペーパータオル、捨ててもよい雑巾で嘔吐物を取り除きます。ゴシゴシ拭くのではなく、つまみ取るように行いましょう。

 

(2)水で濡らした雑巾で叩くように汚れを落とす
濡らした雑巾を固く絞って、叩くようにして汚れを浮かし、きれいなタオルでさらに吸い取りながら拭きます。

 

(3)重曹をお湯に溶かして雑巾で拭く
お湯に重曹を溶かして霧吹きなどで噴射、そのあとにマイクロファイバークロスやタオルで水分を拭き取る、を繰り返します。または、重曹を溶かしたお湯にタオルを漬け、汚れた部分を叩くように拭き、乾いたタオルで拭き取っても大丈夫です。

嘔吐物は胃液が多く酸性です。酸性を中和させるのにアルカリ性がよく、重曹やアルカリ性のクリーナーを使うと臭いもかなり軽減します。

またシートが本皮の場合は、まず嘔吐したものを取り除いたあと、専用クリーナーで拭くようにしましょう。

 

※車種やシートによって洗浄方法は違います。心配なときはディーラーやメーカーに問い合わせて確認しましょう。

ママたちのお掃除エピソード

嘔吐物をそのままにしないのが一番です!早ければ早いほどよい!(Nさん)

 

子どもが嘔吐してしまったとき、高速道路だったのですぐにサービスエリアに入り、夫と子どもは外の空気を吸いながら気分転換。わたしは、子どもが吐いたものをティッシュで取り除き、サービスエリアで購入した除菌シートで拭いて応急処置。そのあとは窓を全開にして走りました。家についてから今度は夫がもう一度シートを濡れタオルで拭いたり、ファブリーズをかけたりしました。(Oさん)

 

体調不良だったようで吐き気が止まらず大変でした。拭き取っただけでは臭いが全然消えず、また大きなシミもできてしまい困り果てました。結局、専門のクリーニング業者(嘔吐物でも請け負ってくれます)に頼みましたが料金は高かったです。でも全く匂いもシミもなくきれいになりました。(Yさん)

 

出先だったので濡れたタオルで拭き取りだけし、消臭スプレーでごまかして帰宅。その後、ネットで調べて、重曹をふりかけ、翌日掃除機で吸い取る方法を試しました。2日後に乗ったときに、まだ臭ったので、もう一度重曹をふりかけ吸い取る、結局これを4回くらい繰り返してようやく復活しました。(Aさん)

 

車酔いだったと思うのですが、子どもは吐いたあとケロっとしており、本当に掃除が大変だったのでつい「気持ち悪いってなんで言わなかったの!」と怒鳴ってしまい、子どもを泣かせてしまったことがあります。怒るようなことではなかったのに、とあとで自分自身が落ち込みました。それにしても、やっぱり嘔吐の処理は大変です…。(Rさん)

車内でお漏らしをしたときの掃除・対処方法

車内でお漏らしをしたときの掃除・対処方法

(1)捨てても良い雑巾やマイクロファイバークロスを固く絞り、濡れた部分を拭き取る。
そのあとは上記にある【基本の掃除方法】の(2)以降を行います。

ママたちのお掃除エピソード

渋滞にはまったとき、気づいたらオムツから漏れてしまっていました。チャイルドシートが汚れただけだったので、外して家で洗いました。(Rさん)

 

マイクロファイバークロスが最強です。固く絞って拭くとよく吸い取ります。あとは何度か水拭きすれば大丈夫です。おむつがはずれてすぐの頃に何度か失敗したので、クルマに乗るときだけパンツ型オムツをはかせるようにしていました。(Aさん)

 

普通の洗剤を薄めたものをタオルに浸し、シートを何度も拭きました。乾いたきれいなタオルで叩くようにして、あとは乾燥させました。量が少なかったせいか匂いも残らなかったです。すぐに気づいて拭いたのが良かったのかも。それ以降は簡易トイレをクルマに常備しています。お漏らしは“させない予防策”が大事です!「トイレは大丈夫?」と声かけをし、長距離ではこまめに休憩をとってトイレに行かせます。(Nさん)

 

夫がシートをはずして、ぬるま湯を吹きかけてはタオルで押し当てて水分拭き取るを何度か繰り返し、その後は天日干しをしました。おねしょした後の布団にやるのと同じ方法です。隙間や横もきれいにしようと思うと手が届かなかったりもするので、面倒ですがシートをはずして洗うのが一番良い方法かなと思いました。(Kさん)

ジュースをこぼしたときの掃除・対処方法

ジュースをこぼしたときの掃除・対処方法

(1)捨てても良い雑巾やマイクロファイバークロスを固く絞り、濡れた部分を拭き取る。
そのあとは【基本の掃除方法】の(2)以降を行います。

ママたちのお掃除エピソード

とにかく濡れ雑巾でひたすら拭きました。スポーツ飲料だったので臭いはさほど残りませんでしたが、べたつきが残ります。繰り返し拭くしかありません。(Rさん)

 

食器用洗剤を少量浸したタオルでシートを叩いたあと、きれいなタオルで叩きながら吸い取るのを繰り返しました。シートの布地部分だけでなく、横や隙間も忘れずに拭かないとベタベタが固まり、嫌な臭いが残ります。根気よくやるしかない…。(Fさん)

 

家庭用のスチームクリーナーを使いました。絨毯についた飲み物の汚れなんかもよく落ちます。一軒家ならひとつあると便利だと思います。(Mさん)

 

子どもにペットボトルに入ったジュースを飲ませていたのですが手から滑り落ちてドバーっとこぼれたんですよね。マットは外して水洗いで問題なしでしたが、布製のシートの清掃は大変でした。帰省時のことで、せっかく実家に戻ってのんびりしようと思ったのに半日クルマ掃除…!自宅はマンションで駐車場は機械式。遠い洗車場までいかないと本格的な掃除はできないから、敷地で水道も使える実家で良かったなと、あとから思いました。(Oさん)

お菓子が散乱したときの掃除・対処方法

子供がお菓子を食べている

(1)大きなゴミやちらばったお菓子を拾う
(2)ハンディ掃除機で汚れを吸い取る、あるいはホウキ、固めのブラシなどで掃き出す
(3)粘着ローラーやガムテープをまるめて、ぺたぺたとホコリや小さなゴミを取る

 

ワンポイント!
席の隙間は掃除機の細い先を使うとよい。ホームセンターなどにある「長くて細い先端アタッチメント」「曲がるロングノズル」を購入すると、席の下や奥なども掃除しやすい。車内で飲食させることが多い家庭には便利かも!

ママたちのお掃除エピソード

大きなかけらは手で拾い、あとは車用のハンディ掃除機を使います。けっこう面倒なので、最近では車に乗ったときにグミのような散らばらないお菓子しか与えてません!でもそのグミもたまに落ちてホコリまみれになっている…。(Eさん)

 

ミニホウキやブラシで掃き出す、古典的な方法だけど地道に掃き出すのが一番きれいになる気がします。(Hさん)

 

布製シートですがざっくり大きなブラシで掃き出したあとはコロコロ(粘着ローラー)を何度もかけます。お菓子だけでなく髪の毛やホコリもけっこう付いていたのでそれ以来、車を使ったらなるべくコロコロをかけています。(Yさん)

 

ハンディクリーナーは吸い込みが弱いのでコードレスの家庭用掃除機でお菓子のポロポロを吸い込んでいます。あとはガムテープでぺたぺたやるか粘着ローラーを使います。(Wさん)

靴の泥や土汚れの掃除・対処方法

靴の泥や土汚れの掃除

(1)前の座席裏の汚れは濡れ雑巾で拭いてから乾いたきれいなタオルで拭き上げる
(2)座席についた泥汚れの量が多く濡れている場合、乾くのを待つ。乾いたら洗濯ブラシなどで叩き落とす
(3)固形石けんを濡らして汚れた部分をこすり落とす
(4)固く絞ったきれいなタオルで何度か叩くようにして石けん分も汚れも吸い取るようにする
(5)よく乾かしましょう

ママたちのお掃除エピソード

汚れたままの靴で乗るとチャイルドシートに泥がついたり、座席に砂やゴミがついたりします。前までは毎回濡れ雑巾で拭いてから乾いたタオルで拭き上げていたのですが、大変で嫌気がさしました。電車に乗ったときに使う子どもの靴カバーをクルマに置いておき、子どもの靴にかぶせてます。(Uさん)

 

チャイルドシートからジュニアシートにかえたら、ちょうど子どもの足先がシートの先端に触れるようになり、気づいたらそこだけひどく汚れていました。乾いた泥はブラシで叩きおとし、薄めた洗剤をつけた雑巾で拭いたあと、さらに水拭きして最後は乾燥させました。毎回靴を脱がせるのも面倒なので、今は防水のシートカバーを敷いてます。(Kさん)

 

泥汚れにはウタマロ!ウタマロ石けんはスポーツ少年のいる家庭には必須です。シートが靴の泥で汚れたら、絞った雑巾で叩いたあとにウタマロでこすり、再び雑巾で汚れを落とす。最後に乾いた布でよく拭きます。少年たちをまとめてクルマに乗せるときは、レジャーシートや古い毛布やシーツをシートに敷き詰めます。ちなみにコーチのバンはキルティングの布をシートに挟み込んでいました。ユニフォームの汚れが全体につくからと奥さんが作ったみたいだけど、洗濯するだけでいいので安上がりでラクだと言ってました。(Hさん)

車に「掃除の応急処置セット」を用意しておこう

車に「掃除の応急処置セット」

嘔吐にしろ、お漏らしにしろ、汚れは「なるべく早く対処する」のが一番です。そこでクルマに「掃除の応急処置セット」を用意しておきましょう。

  • ウェットティッシュ
  • 除菌シート
  • ペーパータオル
  • 捨ててよい雑巾
  • きれいなタオル
  • 消臭スプレー

これらを小さめのバケツにいれておく、折りたたみできるバケツとセットにしておくと安心です。

「ママたちのクルマ事情」座談会では、クルマを愛用する参加者から

「背もたれにかけるキックガードや防止シートカバーがいいってママ友から聞いて購入しました。手頃な値段ですし、子どもが靴のまま前の席を蹴ったり触れたりしても、座席は汚れないので便利!」

という発言がありました。

「エチケット袋やスーパーのビニール袋を用意して吐きそうになったら差し出す」
「基本、車内では飲食させない。水分補給が必要なときにはジュースではなく、こぼれても掃除がラクなように水か麦茶にする」
「長距離ではオムツは早めに交換、トイレに行けるようになったら休憩ごとに、でない!と言っていても連れていく」
「後部座席は防水シートカバー、キックガードで完全ガード」

と、汚れる前の予防が大事!という意見は、他のママたちからもとても多かったです。子連れでクルマを使えば、ある程度は汚れるのは覚悟の上で予防策が大事なんですね。

 

ママたちのクルマ事情はこちらから読めます!

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Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!