どっちが得なの?クルマのサブスクとカーリースの違いを徹底比較

 

どっちが得なの?クルマのサブスクとカーリースの違いを徹底比較

サブスクとリースの定義

トヨタの「KINTO」など、少しずつ選択肢が増えてきたクルマの「サブスク」。一方で以前から「カーリース」というサービスもありますが、実はこの2つ、全く別物という訳ではありません。というのも、以下のようにサービスのどの側面に注目しているからが異なるからです。

  • サブスクとは「支払い方」の一種
  • リースは「クルマの所有・貸し借り」の話

サブスク(サブスクリプション)とはもともと「(新聞や雑誌の)定期購読」の意味で、定期的に料金を支払って利用するサービスを指します。他方でリースとは「長期間にわたって借りる」ことを意味しているため、この2つのサービスの垣根は非常に曖昧です。

料金とサービス範囲が異なる

このように「全く別物」とは言い切れない2つのサービスですが、サブスクを謳うサービスの方が「より気軽に、迷わずに利用し始められる」ことを目指していることが多いです。そのため、以下のような傾向があります。

  • サブスクの方が月々の料金は高く、サービスに含まれるものが多い
  • リースの方が月々の料金は安く、サービスに含まれるものが少ない

サブスクの方が手続きや選択の手間が省けますが、自分で選べないので時に必要以上のサービスがついている場合もあります。カーリースの場合は自分で決めることが多いですが、その分、自分に必要なものを取捨選択しやすい傾向があります。

料金に含まれる内容の具体例

「サブスクとカーリースは、料金に含まれている内容に違いがある」と紹介した通りですが、具体的には、それぞれ以下のような内容を含むことが多いです。

  サブスク リース
自動車税
環境性能割
重量税
自賠責保険
任意保険 ×
車検
修理・メンテナンス ×
駐車場代 × ×
ガソリン代 × ×

(〇:含まれていることが多い △:サービスにより様々 ×:含まれていないことが多い)

ただし各サービスやプランによっても含まれている内容が大きく異なるので、「こういうサービスが多い」という一般的な傾向であることに注意してください。

一番大きな差は「任意保険」

 

一番大きな差は「任意保険」

上述のように、サブスクの場合には任意保険がついていることが多いです。手続きが不要になる一方で、保険会社や補償を自分で選ぶことができません。また契約者がサービス会社になるため、これまでの任意保険の等級も引き継げません。

そのため「どんな補償をつけていいか分からない」「若くて運転歴も浅いから、自分で入ると保険料が高い」という人にとってはメリットが大きいでしょう。他方で「自分で過不足なく補償を選びたい」「今までも保険料はかなり安く済んでいた」という人には向いていないでしょう。

事故の際の対応にも注目

任意保険の補償内容とも関連しますが、各会社・プランによって差が出やすいのが事故の時の対応です。以下それぞれのケースで、費用が発生するのかを確認しておきましょう。

  • 修理が必要になった場合
  • 事故で廃車にすることになった場合

例えば事故で廃車になった場合、「残り期間の費用を全て払った上で契約終了」になる会社もあります。他方で「任意保険の車両保険でカバーできるので全損事故でも自己負担なし」という会社もあります。

「サブスクか、リースか」という違いというよりは各会社のサービスやプランで差が出るポイントですので、忘れずにチェックするようにしましょう。

よくある質問

Q1 クルマを買うのと、どちらが金銭的に得なの?

長くクルマに乗ることが分かっているのであれば、購入の方が安く済むケースがほとんどです。しかし「海外に転勤する可能性がある」「3~5年くらいしかクルマは必要ない」という場合には、より柔軟に対応できるカーリースやサブスクの方が便利でしょう。

Q2 ガリバーが提供するNORELはサブスクなの?

NORELは、サブスク型で支払いをするカーリースです。以下のような特徴があります。

  • 基本的には月々で定額だが、利用期間などによって割引もある
  • リース期間が最短90日からと短い
  • 対人・対物無制限、人身傷害3000万円の任意保険が料金に含まれる
  • オプションで任意保険の補償をさらに充実されることも可能
    (人身傷害5000万円、時価相当額の車両保険)

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

norel.jp

Supervised by norico編集長 村田創

norico編集長_村田創

中古車のガリバーに勤務して20年以上のベテランが車の知識をわかりやすく解説します。車のことは、多くのメーカーを横断して取り扱うガリバーにぜひ聞いてください。「車ってたのしい!」を感じてほしいと思っています!